本日11月4日、今週より本格的に高市政権の国会審議が始まります。
高市さんが掲げた、多くの経済対策が実際にどのような政策となるのか注目必要です。
特に政府が投資する分野、財源をどうするかなど。
今のところ高市フィーバーでスタートダッシュは成功したという感じですが、こっから具体的な手腕が問われます。
政策が腰折れになると、一気に株価が下がる可能性があるので非常に注目です。
今の懸案事項は、円安です。
現在154円まで円安が進んでおり、高市政権は利上げに否定的という市場の認識となっていますので、下手すると160円ぐらいまで円安が進む可能性があると思います。
それに対して、高市さんの対応がどうなるのか?利上げ容認発言が出るのか?
など、注目ですね!!
AIでちょうどよいドル円相場を分析すると、140円から150円ぐらいが貿易均衡してよさそうな感じです。
どこかで一度調整が入るのでしょうが、いつ入るかわからないので強気7割ぐらいの気持ちで、下落にも備えてポジション調整をしておく必要があるかと思います。
巷では、バフェットさんが現金比率を急激に上げていることが話題になっています。
3か月以内で一度大きな調整がありそうですね。
私は、その時市場から退場せず、逆にチャンスにできるようにレバレッジを下げ、少し現金保有を上げようかと思っています。
下にAIで分析した、高市政権の国会審議、円安の株式市場への影響のレポートを添付しますので皆さんの投資の参考としてください。
11月4日(火)日本株デイリー:円安154円台、決算相場本格化。国会論点と年末ドル円シナリオ、貿易構造から“円安の功罪”を精査
東京は祝日明け再開。為替はドル/円154円前後、米株はナスダック続伸、日経先物はCMEで堅調気味。円安は大手の為替前提(140〜145円)を上回る追い風だが、160円接近は家計負担・政策対応リスクが高まるため、バリュエーションの上値を抑えやすい構図です。米ISMは48.7で50割れ、中国Caixinは50.6と伸び鈍化。総じて「外需は慎重、ただしAI/半導体投資が支え」。為替・米市況・先物・PMIの一次情報は下記に集約しています。 (Reuters)
  
  
① 本日の主要マーケット(直近値・増減率・時刻)
| 指標 | 直近値 | 前日比 | 増減率 | 時刻(JST)/データ日 | コメント | 
|---|
| ドル/円 | 154.2前後 | +0.3前後 | +約0.2% | 11/4 朝(NY終盤基準) | 金利差観測でドル高・円安優位。 (Reuters) | 
| 日経平均 | 52,411.34 | +1,085.73 | +2.1% | 10/31 終値 | 史上高値圏。祝日跨ぎで本日寄り付き反映へ。 | 
| NYダウ | 前日 -0.5% | — | -0.5% | 11/3 現地 | 景気敏感が弱め、テックは堅調。 (Reuters) | 
| ナスダック総合 | 前日 +0.5% | — | +0.5% | 11/3 現地 | AI/クラウド連想で続伸。 (Reuters) | 
| 日経先物(CME/12月) | 52,3xx〜52,6xx | 小幅高 | +0.3%前後 | 11/4 朝 | 東京の堅調スタート示唆(詳細はCME/Investing参照)。 (Investing.com) | 
 
補足:各値は元ソースの公表時点値。実際の寄り付き値と異なる場合があります。
② 今後2週間の注目イベント(予想と重要度)
| 日付 | イベント | 予想/シナリオ | 重要度 | 市場インパクト所見 | 
|---|
| 11/4(火) | Jibun製造業PMI 10月確報 | 48.3で50割れ継続 | ★★★ | 長期金利上昇圧力は限定、円安継続バイアス。 (Reuters) | 
| 11/4(火) | 任天堂など決算集中 | 多くが為替前提140〜145円、円安が上振れ余地 | ★★★★ | ゲーム/半導体/商社に追い風。 (トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト) | 
| 11/5(水) | ソフトバンクG決算 | AI投資・VF評価に注目 | ★★★★ | AI関連センチメントに波及。 | 
| 11/11(火) | 日本・経常収支(9月) | 黒字基調(所得収支中心) | ★★★ | 円安の持続性手掛かり。 | 
| 11/17(月) | 日本GDP 7-9月期 1次速報 | 成長率鈍化〜横ばい | ★★★★ | 利上げ観測後退→円安・外需株に追い風の余地。 | 
 
③ 国内/海外ニュース(直近3日以内・各5本)—要約・関連銘柄・インパクト
(会員登録不要の日本語サイトをリンク。影響度は「★+要因」を同一セル表記)
国内
海外
④ 今秋から始まる「高市政権」国会のポイントと課題(表形式)
| 論点 | 具体ポイント | 市場インパクト(星+要因) | 
|---|
| 積極財政と財源の整合 | 補正の規模・配分(半導体/エネルギー/子育て)と税制・歳出見直しの落とし所。 | ★★★★プラス | 
| 物価と賃上げ | 実質賃金の回復速度、価格転嫁と家計支援のバランス。 | ★★★中立 | 
| 為替・金利の政策協調 | 日銀は当面金利維持の公算、為替はメッセージ管理を強化。 | ★★★★プラス/中立 | 
| 通商・産業政策 | 米ISM50割れ・中国PMI鈍化の下で国内投資を加速。 | ★★★中立/マイナス | 
| 社会保障・地方再生 | 住宅・観光・地方インフラのテコ入れ。 | ★★★プラス | 
 
参考:直近マクロ(ISM/PMI)と政府公表スケジュール(財務省統計)を踏まえた論点整理。 (Reuters)
⑤ 年末までのドル円シナリオ(条件・確率・株価インプリ)
| シナリオ | 条件(主因) | 想定レンジ(年末) | 発生確率 | 株価・セクターへの影響 | 
|---|
| A:円安継続 | 米金利高止まり、日銀は維持。テック主導で米株堅調。 | 155–160 | 45% | 輸出・半導体・機械が追い風。内需の輸入コストは逆風。 (Reuters) | 
| B:レンジ保合 | 米指標まちまち、政府の口先けん制が上値抑制。 | 151–155 | 35% | 大手ガイダンス(140〜145円)超の好環境継続。 | 
| C:やや円高反転 | 米利下げ観測再燃、金利低下で巻き戻し。 | 147–151 | 20% | 外需は一服、ディフェンシブ/内需回帰。 | 
 
160円接近時の政策仮説:家計負担への配慮から口先介入・為替メッセージ強化やエネルギー補助が先行。直ちに大幅利上げ要請より段階対応が現実的。短期はボラ拡大も輸出主導のEPS上振れが下支え。
⑥ 円安/円高が日本株にどう効くか(表形式+日本の貿易構造メモ)
⑥-1 企業の為替前提・感応度と株価インプリ
| 区分 | 現状・データ | 代表企業(日本/コード) | 株価インプリ(要点) | 出典 | 
|---|
| 主要輸出企業の為替前提 | 1USD=140〜145円が主流。例:トヨタ 145/160(USD/EUR)。現状154円は前提より円安=増益方向。 | トヨタ(7203) | 前提超過分は営業益上振れに寄与。 | トヨタ決算資料 (トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト) | 
| 輸出主力(自動車・機械・半導体装置) | 円安1円で営業益が数十億〜百億円改善の例が散見。 | デンソー(6902)、コマツ(6301)、東京エレクトロン(8035) | 円安=追い風。160円接近は政策リスクでバリュ上値抑制も、EPSは上振れ基調。 | 企業開示総覧 | 
| 輸入コスト敏感(小売・外食・燃料多消費) | 為替転嫁力に差。食品・日用品は価格弾力性に注意。 | イオン(8267)、すかいらーく(3197)、ANA(9202) | 円安=コスト増で粗利圧迫。価格転嫁進捗が鍵。 | 市況・会社開示 | 
| 総括 | 154円前後は日本株トータルで僅かにプラス。160円接近は政治・家計配慮で上値抑制。 | — | セクター選別(外需>内需)が有効。 | 為替・PMI・米市況の一次情報 (Reuters) | 
 
⑥-2 日本の貿易構造(直近実数と比率感)
| 指標 | 最新の状況/金額・比率感 | コメント | 出典 | 
|---|
| 月次実数(2025年9月 速報) | 輸出 9.41兆円(+4.2%)/輸入 9.65兆円(+3.3%)/差引▲2,346億円 | 輸入>輸出で小幅赤字。エレクトロニクス関連の動きが目立つ。 | 財務省 速報PDF / 統計ページ (税関ウェブサイト) | 
| 構造面(依存度の性格) | 日本は成熟・内需比重が相対的に大きいため、長期では輸出入依存度は欧州比で低め。 | 「貿易立国」イメージより家計・内需の影響も大。 | 経産省/統計局等の基礎資料(総合所見) | 
| 含意(為替×株) | 145円±5円は「輸出EPSの押し上げ」と「輸入物価の抑制」のバランス帯。 | 155円超の定着は家計負担・政策ヘッドラインが増え、ボラ拡大に注意。 | 総合所見(ISM/PMI・為替・貿易統計) (Reuters) | 
 
⑦ 今日のトレードメモ(セクターの妙味)
- 強め:輸出主力(自動車・機械・半導体製造装置)、AI/データセンター投資連動、配当成長の総合商社。
 
- 中立:医薬・食品などディフェンシブ、観光。
 
- 弱め:価格転嫁に遅れのある小売・素材の一部、燃料多消費。
 
⑧ 投資方針と中小型の注目(推奨/下落注意)
| 区分 | 銘柄(日本) | 投資コメント | 
|---|
| 推奨 | ナカニシ(7716) | 海外売上比率が高く円安メリットが大きい。歯科向けコアで高収益、在庫調整一巡の中期成長。 | 
| 推奨 | 山洋電気(6516) | サーバー向け冷却ファン/電源。データセンター投資×円安で追い風。 | 
| 推奨 | タムロン(7740) | 産業用/交換レンズ。海外販売比率と新製品寄与で妙味。 | 
| 下落注意 | 輸入コスト敏感の小売の一部 | 160円接近では粗利圧迫。価格転嫁の遅い銘柄は短期注意。 | 
 
免責:本稿は情報提供であり、売買の勧誘ではありません。最新の開示・統計は一次ソースでご確認ください。
参考リンク(本文に掲載の主要一次/準一次ソース)
きょうの総括
- 短期:円安154円台×米テック堅調で、東京は外需・半導体主導の底堅い展開を想定。
 
- イベント線表:本日決算集中、来週は経常収支→GDP速報へ。
 
- 戦略:指数は高値圏でもEPS増勢の外需と円安メリット中小型を段階的に。160円接近時は政策ヘッドラインでボラ拡大を想定し、逆指値・分散で管理。
 
       
      
      
      
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