日経平均株価は、先週末高市さんが自民党総裁となり週明けに2000円以上上がりましたが、さすがに実際上の課題が出てきて昨日は約200円の下落で、様子見といった状況となりました。
ただ、現在先物が48160円と400円アップとなっています。
何か材料あった?公明党連立継続が濃厚になったのかな?
本日の日経は上げそうですね。
まあ、高市政権は課題があるのはわかっていたことですので、一つ一つづつ解決して頂くようにお願いします。
高市さんは、萩入田議員を”傷物”と呼ぶなど、ちょっと笑えるところがあります。
賛否両論とは思いますが、私は明るくて好きです。やはりリーダーは明るい人の方が周りも前向きに取り組めるように思います。
ただ、実績が伴わないと、ただの言葉に重みのない人、パワハラリーダーとなりますので、とにかく実績を出し、日本を良い方向に舵を切っていただきたいと期待します。
取り急ぎ、近々の重要案件は以下と思っています。
①公明党との連立継続
②日銀の金利引き上げ動向
③トランプ大統領の訪日対応
①公明党との連立問題は、全く予想していませんでした。
確かに公明党は自民党と一緒にいることにより、お金に甘い党とのイメージとなり議席を減らしているので、今のまま自民党と一緒にいても自民党と一緒に沈む可能性があります。
さすがに、今回損得を考えるとまだ連立離脱はないと思っていますが、政治は感情で動くのでどちらに転ぶかわかりません。
②日銀の10月利上げは、利上げ無しの予想が優勢ですが私は10月利上げも十分あると思います。
円安、国債金利上昇が進んでいます。
円安が155円近辺まで進み、円高待望論が出てくれば、日銀は堂々と利上げを実施することができます。
日銀が利上げをすれば、当然株安圧力となります。
個人的には、金利は1.5~2%ぐらいが正常な状態と思っていますので、まずは正常な状態に戻してから各企業は利益を上げる努力をする。
それが、健全な経済成長を促すと考えています。
今は薬を打ち続けている状態です。
けが、病気をしたときは、劇薬の投与も必要と思いますが、薬を取りすぎると副作用が出てきます。
日本経済は、貧弱ですが正常状態に戻ってきています。
薬の投与をやめて、筋トレにより筋力増強の段階と思います。
日銀利上げで一時的に株価は下がるかもしれませんが、私は日銀の利上げに賛成です。
正常な状態で企業が切磋琢磨することにより、日本の成長が始まると思います。
下に本日の市場に影響する経済ニュースについて分析、また、特に高市政権の共産党との連立の行方、日銀10月の利上げの確立についてレポートしていますので、皆さんの投資の参考として頂けたらと思います。
10月9日 東京マーケットデイリー:相場概況/今後のイベント/国内外ニュース10選+高市政権アップデート
執筆基準:JST(日本時間)/ニュースは3日以内/リンクは日本語・無料
1) 足元の主要指標(JST基準)
相場は「高市トレード」継続による円安・株高観測と、米国の政府機関一部閉鎖の長期化懸念、米株のS&P500/ナスダック最高値更新が交錯。円は一時152.99まで下落し年初来安値圏、日経は急騰の反動で本日は小反落。一方、米テック主導でリスク選好は健在。
出典:ドル円・NY市場まとめ(10/8)と米株高更新、Reuters。日経の大引け(10/8)も参照。(Reuters Japan)
指標 | 値 | 増減 | 増減率 | 時点(JST) | 注記/出典 |
---|---|---|---|---|---|
ドル円(USD/JPY) | 152.70前後 | +0.80 | +0.53% | 10/9 06:20頃 | 「NY外為終盤152.7・一時152.99」Reuters。リアルタイム参照:Yahoo!ファイナンス。(Reuters Japan) |
日経平均 | 47,734.99 | -215.89 | -0.45% | 10/8 大引け | 「5日ぶり反落」Reuters。(Reuters Japan) |
NYダウ | 46,601.78 | -1.20 | 0.00% | 10/9 05:29 | AP集計。(AP News) |
ナスダック総合 | 23,043.38 | +255.02 | +1.12% | 10/9 05:29 | AP/Reuters「ナスダック最高値」。(AP News) |
日経先物(CME円建) | 48,175 | +410 | +0.86% | 10/9 05:25 | カブタン市況面。(株探) |
相場コメント:
- 株:日本は「高市トレード」後の過熱修正で利益確定優勢。ただ先物は堅調で押し目狙いの資金も。(Reuters Japan)
- 為替:円は152円台後半。政権交代期待による積極財政観測→日銀利上げ観測後退が円安圧力。(Reuters Japan)
- 米国:政府閉鎖の長期化が不透明感を残す一方、テック中心にS&P/Nasdaq最高値でリスクオン継続。(Reuters Japan)
2) 今後の相場イベント&影響度(予想とインパクト)
日付(JST) | イベント | 市場コンセンサス/当方見立て | 株式市場への影響度 |
---|---|---|---|
10/10(金) 08:50 | 国内PPI(企業物価 9月) | 2.5%(直近実績と同水準見込み)→原材料・電力鎮静なら良化 | ★★★プラス/マイナス混在(低過ぎると景気懸念) (Investing.com 日本) |
10/10〜 | 米政府機関一部閉鎖の継続 | つなぎ予算否決で長期化リスク。航空・IRSに影響拡大 | ★★★★マイナス(センチメント悪化・統計遅延) (Reuters Japan) |
10/15頃 | 米主要テック決算プレビュー | 生成AI投資好調→ガイダンス注目 | ★★★★プラス(ハイテク主導継続なら日本半導体も) |
10/30–31 | 日銀・金融政策決定会合 | 利上げ確率:3〜4割(当方推定;後述) | ★★★★★プラス/マイナス混在(利上げなら内需・金融、見送りなら外需追い風) (DLRI) |
10月下旬 | 補正予算/政権の骨太方針の兆候 | 積極財政色が濃ければ内需・建設に追い風 | ★★★★プラス(国土強靭化・エネ投資関連) (Reuters Japan) |
3) 国内ニュース5選(3日以内)
見出し | 概要 | 関連企業(日本) | 影響度 |
---|---|---|---|
自公連立、協議継続も緊張感:「連立解消も辞さず」論調 | 高市総裁‐公明党が連立継続を協議。政策・歴史認識・政治とカネなどで隔たり。ロイターは「公明、連立解消も辞さず」の見方を解説。自民は「協議継続で2点共有」と発信。連立枠組みの帰趨が補正予算・法案進行に直結。リンク:ロイター/自民党公式/毎日。(Reuters Japan) | NTT(9432)内需設備/大成建設(1801)インフラ/東京ガス(9531)エネ政策 | ★★★★プラス/マイナス混在 |
「高市トレード」継続後、日経は小反落 | 6日は**+2,175円**の急騰→7日は連日高値→**8日は-215円(-0.45%)**と過熱修正。半導体一角が重しも、TOPIXは底堅い。リンク:ロイター各稿。(Reuters Japan) | 東京エレクトロン(8035)/ソフトバンクG(9984)/三菱UFJ(8306) | ★★★プラス |
円安152円台後半:利上げ観測後退で | ドル円152.7(終盤)・一時152.99。高市新総裁の積極財政観測→日銀の10月利上げ観測が後退。リンク:NY市場サマリー/外為市況。(Reuters Japan) | トヨタ(7203)外需追い風/ブリヂストン(5108)/キーエンス(6861) | ★★★★プラス |
実質賃金、8カ月連続マイナス | 8月実質賃金**-1.4%**。ボーナス鈍化が響く一方、所定内給与は+2.1%。消費回復力はなおらみ。リンク:ロイター/Bloomberg。(Reuters Japan) | セブン&アイ(3382)/ニトリHD(9843)/イオン(8267) | ★★★マイナス |
家計調査(8月)公表 | 総務省家計調査8月分が10/7公表。実質賃金マイナスと合わせ、消費の選別化が続く。リンク:e-Stat。(e-Stat) | 楽天G(4755)EC/オリエンタルランド(4661)レジャー/JR東日本(9020) | ★★☆プラス/マイナス混在 |
4) 海外ニュース5選(3日以内)
見出し | 概要 | 関連企業(米) | 影響度 |
---|---|---|---|
米政府機関の一部閉鎖、長期化リスク | 上院でつなぎ予算案が相次ぎ否決。IRSは3.4万人超一時帰休、一部インフラ資金凍結の報。航空便遅延懸念も。統計遅延→市場ボラ増大。リンク:ロイター連報。(Reuters Japan) | ボーイング(BA)/デルタ(DAL)/アマゾン(AMZN)物流 | ★★★★マイナス |
S&P500/ナスダック最高値 | AI主導で再上昇。ダウは横ばいも、成長株物色強い。日本半導体・装置の需給にも波及。リンク:AP/ロイター。(AP News) | NVIDIA(NVDA)/マイクロソフト(MSFT)/アマゾン(AMZN) | ★★★★プラス |
ドル高・円安進行 | 円は152.99まで下落、高市勝利→財政拡張期待→日銀利上げ後ずれ観測が背景。リンク:ロイター。(Reuters Japan) | シティ(C)FX収益/JPモルガン(JPM)債券収益/アップル(AAPL)海外売上円換算 | ★★★★プラス |
航空網への波及 | 政府閉鎖でFAAの人員不足懸念。リーダーは「深刻でない」との見方もあり見解割れ。リンク:ロイター2本。(Reuters Japan) | ユナイテッド(UAL)/アメリカン(AAL)/サウスウエスト(LUV) | ★★☆マイナス |
原油・資源の材料 | 産油国案件の報や供給面材料も出る中、金は4,000ドル台接近。リスク分散需要が上振れ。リンク:ロイター(市況まとめ)。(Reuters) | エクソン(XOM)/シェブロン(CVX)/ニューモント(NEM) | ★★☆プラス/マイナス混在 |
5) 【特集】高市政権アップデート:公明党との連立/日銀10月会合の利上げ確率
5-1. 公明党の連立離脱リスクは何%?(当方レンジ推定:25〜40%)
- 根拠:
- ロイターは「公明、連立解消も辞さず」とする厳しめの論調を掲載。争点は「政治とカネ」「歴史認識」など。(Reuters Japan)
- ただし当事者間は協議継続を確認。「3点のうち2点で共有」との与党側発信も(自民党公式)。一発決着に至らずとも妥結余地は残る。(自民党)
- 一部メディアも「異例の持ち越し」と警戒。交渉が長引くほど補正・予算編成に波及。(毎日新聞)
- 評価:
- 短期(10月中)は「協議継続→暫定合意」シナリオがメイン。ただ、公明の党是や支持層配慮で閣僚人事・政策文言が折り合わなければ離脱も現実的。よって**25〜40%**のレンジで「離脱確率」を試算。
- 市場インパクト:離脱なら法案進行に不確実性→内需ディフェンシブ・電力ガス・インフラは「政策待ち」、為替は円安持続>円高反転の不確実性。
5-2. 日銀(10/30–31)利上げ確率:当方推定 30〜40%
- 材料(プラス=利上げ方向)
- **円安の深掘れ(152.99)**で物価高リスクや国民負担が再燃。**元日銀幹部(百田和夫氏)**も「円安が続けば10月利上げも」と示唆。(Reuters)
- 材料(マイナス=見送り方向)
- 高市勝利→積極財政観測で市場は利上げ観測を後退。OISでも10月の織り込みが低下との報(複数の市況解説)。(Reuters Japan)
- 米政府閉鎖で指標遅延。FRB見通し不透明の中、性急に動きにくい。(Reuters Japan)
- 総合評価:ベースは「見送り」。ただし円安・賃金物価の継続・政権からの物価重視シグナル次第でサプライズ利上げの目は残る――よって**30〜40%**のレンジ。
6) 投資方針メモ(短期〜数週間)
- 基本戦略:「高市トレード」の押し目拾い。円安のうちは外需・半導体製造装置・自動車が優位。政策期待の内需・建設・エネルギー安定供給もバスケットで。(Reuters Japan)
- リスク管理:米政府閉鎖長期化、日銀サプライズ、連立交渉難航。イベント前はポジション軽め、為替ヘッジで調整。(Reuters Japan)
- 注目イベント:10/10国内PPI、月末の日銀。PPIは過度な加速なし→株には中立〜ややポジ。(Investing.com 日本)
今日の小型株アイデア(推奨/要注意)
区分 | 銘柄 | ひとこと |
---|---|---|
推奨 | 9552 M&A総研HD | 案件回復サイクルと人員投資の先行負担が一巡なら利益率改善余地。AI活用の見積り効率化も。イベント前は分割エントリでリスク調整。 |
推奨 | 3962 チェンジ | 行政デジタル/人財育成×AIでストックを積み上げ。政策テーマ(行政DX・地方創生)に沿いやすい。 |
下落注意 | 9984 ソフトバンクG | 金利感応度が高く、日銀のタカ派化や米長期金利上振れ局面ではボラ拡大。短期は指数寄与の振れ要因。 |
免責:本稿は情報提供であり、特定銘柄の売買を勧誘するものではありません。最終判断は自己責任でお願いします。
参考リンク(本文内出典・日本語・無料)
- NY市場サマリー/ドル円152.99・S&P/Nasdaq最高値(10/8):Reuters。(Reuters Japan)
- 日経:5日ぶり反落(10/8):Reuters。(Reuters Japan)
- 高市トレードで急騰(10/6–7):Reuters。(Reuters Japan)
- 連立協議(継続発表/厳しめ論調):自民党公式/Reuters/毎日。(自民党)
- 実質賃金-1.4%(8月):Reuters/Bloomberg。(Reuters Japan)
- 家計調査(8月):e-Stat。(e-Stat)
- 米政府閉鎖の進展:Reuters連報(上院否決/IRS一時帰休/影響解説)。(Reuters Japan)
- 国内PPI(直近実績・予定):Investing.com日本語。(Investing.com 日本)
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