9月18日 株式市場に影響する経済ニュース10選!! FOMC 0.25%利下げ決定!

2025年9月18日日経株価に影響する経済ニュース10選 投資実践
2025年9月18日日経株価に影響する経済ニュース10選

昨日も日経平均は45000円越えはできませんでした。
ビックニュースがなければしばらく45000円越えは難しそうです。
本日四季報の秋号が発売されるので、企業の利益利が大幅に上がれば株価も上がるのでしょうが、現時点それも難しいそうですね。

今後、日銀の利上げもありますし、個人的には短期的には日経平均は下げると思っています。
ただ、FOMCの0.25%の利上げに対してドル円相場は、146.78円と若干の円高で済んだので、本日の日経も小幅下落に終わりそうです。

しばらく我慢の相場が続きそうなので、次の上昇に迎えて銘柄研究や資金確保など準備時期なのかなと思います。

下に本日の市場に影響する経済ニュース10選をアップしますので皆さんの投資の参考としてください。

以下、2025年9月18日付で「株価に影響しそうな経済ニュース10本」と、それを踏まえた相場・ドル円・株式への影響分析をまとめます。


相場冒頭コメント

指標最新値前回比(率)/日時
ドル/円(USD/JPY)145〜146円台前半で推移中利下げ観測強まりでドルは上値抑制、円にやや買い戻し圧力が出てきている(Fed利下げ後) (Mitrade)
日経平均株価高値圏で揉み合いアジア株の上昇と連動するが、輸出セクターに対する対米関税等の懸念が重し (markets.businessinsider.com)
NYダウ微上昇中(利下げ観測を好感)S&P・Nasdaqはテクノロジー株の調整などでやや軟めの動き (AP News)
Nasdaqやや軟調利下げ期待とそれでも止まらないインフレ・金利上昇圧力で上下振れ幅が大きい (Reuters)
日経先物日中の利益確定や輸出懸念を織り込みつつも、海外市場の上昇を受けて底堅さあり寄り付き前後の動きに注目が集まる

これを踏まえると、最新のFOMC(米連邦準備制度理事会)の利上げ決定「0.25%上げ」ではなく、0.25%の利下げが実施されました。市場はこれを「初の利下げ」の動きとして注目しています。 (Investopedia)

  • Fedは金利を 4.25% → 4.00%‐4.25% のレンジ に引き下げ。 (Investopedia)
  • 声明やパウエル議長の発言では、労働市場の弱さやインフレがまだ残っているものの、リスク管理(“risk management”)の観点から利下げを行ったというスタンス。引き続き年内にさらに1〜2回の利下げの可能性が示唆されています。 (Reuters)

株式・ドル円・日経等への影響分析コメント

  • ドル円:利下げ=米金利低下で、ドルが対主要通貨でやや軟化する流れ。これが円高圧力を生む可能性。現在ドル/円145〜146円前半という水準は、利下げ期待を市場がある程度織り込んでいたこともあり、急激な円高は限定的と予想。ただし、米長期金利の動き次第で上下に動きやすい。 (Reuters)
  • 株式(米国):利下げは通常、借入コストの低下→企業の資金コスト抑制→株価にはプラス。ただし、「利下げ=景気後退リスク」を示唆することもあり、成長株テクノロジー株はインフレ・利上げ観測からの逆転で慎重に見られており、業績見通しの安定性が問われる。ダウ等の景気敏感株がやや優勢、成長株はやや調整。 (AP News)
  • 株式(日本):輸出企業にはドル高・円安が有利だが、米国利下げでドル上昇が抑えられるなら恩恵も限定的。また、米国側の需要弱化懸念(輸入需要低下など)が輸出を通じて日本企業にマイナス要因。加えて、対米関税・貿易摩擦が日本の輸出業種に圧力をかけている最新データあり。 (Reuters)
  • 金利・債券:米10年債利回りは一時上昇。利下げが見込まれる中でも、「利下げの先送り観測」やインフレ継続の見方から、債券利回り低下一辺倒とはいかず。株式にとってもこの債券利回りの上昇は割高感・調達コストの見直しを通じてマイナス要因。 (Reuters)

ニュース10本(国内外)【9/15〜9/17 頃の最新】

以下、株式市場に影響しそうなニュース10件(国内+国際)、要約と影響度・プラス/マイナス要因・関連企業を表形式で。


国内ニュース

項番ニュース内容要約コメント関連上場企業(日本)影響度プラス/マイナス要因
1日本の8月輸出、米国向けで自動車・製造業が対米関税で大きく落ち込む輸出額が前年同月比で0.1%減。自動車輸出‐28.4%、半導体装置‐38.9%と厳しい見通し。米国の関税が大きな重荷。 (Reuters)トヨタ自動車(7203)、日産自動車(7201)、キーエンス(6861)など輸出型企業★★★☆☆
2日本、ロシア産原油の価格上限を$47.60に引き下げる制裁措置強化国際政治リスクの中、エネルギー価格や原油供給面に不透明感。輸入コスト・為替への影響。 (Reuters)JXTGホールディングス(5020)、ENEOS(5021)など石油元売★★☆☆☆
3JERA(日本の電力大手)、米国シェールガス資産を約17億ドルで買収交渉中LNG供給源の確保を通じてエネルギー安全保障強化。将来的なコスト安定化期待。 (Reuters)JERA関連企業(東京電力、東電力系)、電力セクター全般★★☆☆☆
4日本株式市場、AIブーム、半導体・ロボティクスなどで相場が牽引される海外のテクノロジー・AI関連投資の流入が日本にも波及。日経は記録的高値圏。 (フィナンシャル・タイムズ)ソフトバンクグループ(9984)、東京エレクトロン(8035)、キーエンス(6861)★★★★☆
5日本の貿易赤字/対米貿易黒字の減少米国向け輸出の大幅な下振れにより、貿易黒字幅が縮小。景気や為替・株価のマイルドな重し。 (Reuters)トヨタ自動車(7203)、ホンダ(7267)、ニコン(7731)★★★☆☆

国際ニュース

項番ニュース内容要約コメント関連上場企業(米国)影響度プラス/マイナス要因
6米FRB、9月FOMCで0.25ポイントの利下げを実施金利レンジを4.00〜4.25%へ。年内さらに利下げの可能性あり。景気下振れ・労働市場の弱さを反映。 (Investopedia)金融株全般(JPMorgan Chase JPM、Bank of America BAC、Citigroup C)★★★★☆+(特に金融コスト・借入コスト)/−(景気先行きリスク、利益率圧力)
7利下げにもかかわらず米長期債利回りが上昇利下げは通常長期金利を押し下げるが、インフレ懸念/債券需給で金利が逆に上昇。株式の割高感・調達コストに注意。 (Reuters)テクノロジー株(e.g., Apple AAPL, NVIDIA NVDA)など借入依存の高い企業★★★★☆
8米株式市場、利下げの期待を織り込んでいたため反応は限定的ダウは上昇するものの、S&P・Nasdaqは利上げ・利下げサイクル変化での不透明感が重く、上値抑制。 (AP News)ハイテク・グロース株(Amazon AMZN, Microsoft MSFT, Google GOOG)★★★☆☆−/+(セクターによる差異)
9市場では年末にかけてさらに1〜2回の利下げ予想利下げサイクル入りへの期待が強まり、リスク資産に対して追い風。だが早すぎる利下げや副作用の懸念も。 (インベスターズ.com)成長株、リスク資産全般、特にハイテク・不動産など借入依存の高い業界★★★★☆+(期待)/−(過度な期待は反転リスク)
10アジア株、日本株などアジア・太平洋地域で利下げ期待・AI関連好感による上昇傾向世界的なテック・AIブームがアジアにも波及し、日本企業にも恩恵。為替も追随すれば輸出型企業にはプラス。 (フィナンシャル・タイムズ)ソフトバンクグループ(9984)、東京エレクトロン(8035)、台湾・韓国企業も間接影響あり★★★★☆

今後のイベント一覧と予想 & 重要度

イベント想定結果株式市場への影響重要度
・次回FOMC会合(10月)での利下げの有無/規模予想:**0.25%**か、それ以下、または据え置き(データ次第)利下げするとリスク資産にプラス、特に成長株・ハイテク。逆ならドル円の円高圧力・海外投資資金の引き揚げあり★★★★☆
・米国雇用統計・非農業部門雇用者数・失業率データ(9末~10月初)予想:雇用の伸びが鈍化気味、失業率若干上げる可能性あり弱いなら利下げ期待再燃 →株高。堅調なら金利下げ見通し弱まり調整圧★★★★☆
・米消費者物価指数(CPI)・PCE物価指数の発表予想:インフレは徐々に低下傾向だが、コアインフレはいまだ高め水準高めなら金利高止まり →株式重し/低めなら利下げ期待 →株式に追い風★★★★☆
・日本の輸出データ(10~11月分)および対米関税の動き予想:対米輸出は引き続き圧迫される →落ち込み続く可能性あり日本の輸出企業にマイナス。輸入コスト・為替の行方も関連★★★☆☆
・日本銀行(BOJ)の政策・為替介入の動き予想:利上げは慎重な姿勢。為替介入・円の過度変動抑制の動きありうる円安が進みすぎると輸入物価のインフレ圧 →国内消費・コストに影響。株には不透明要因★★★★☆

総合的な分析と投資方針

  • 総合分析
    米FRBが利下げを始めたことで、世界的に資金調達コストの低下期待が広がっています。特に米国の借入金利の引き下げは、グロース株・高レバレッジ企業にはポジティブ。逆に米長期金利の上昇やインフレが根強い状況は、成長株にとって重しになります。日本にとっては、ドル円の動き・対米輸出関係・為替の影響がキー。対米関税が輸出を抑制しており、円の動き次第で輸出企業の収益見通しが左右される。
  • ドル円見通し
    当面は145〜147円あたりが心理的な抵抗/支持ライン。Fedの追加利下げ確度、日米金利差、為替介入の有無がポイント。円買い圧力が強まれば143円台・142円台への調整もあり得る。
  • 株式市場見通し
    総じてプラス期待が優勢。ただしセクター差あり。輸出・素材・半導体・AI関連には追い風。逆に国内消費・コストアップリスクを抱える企業は慎重。金利高止まり・インフレの逆戻りがあれば調整局面あり。

推奨/下落注意の企業

企業コード推奨/下落注意コメント
推奨①:東京エレクトロン(8035)8035推奨半導体装置の受注やAI関連需要が継続。米国利下げ→投資意欲増 →装置投資に好影響。為替が円安傾向維持なら輸出収益も改善。
推奨②:ソフトバンクグループ(9984)9984推奨国内外のテクノロジー・AI関連投資に積極参加。グローバルな資金流入の恩恵を受けやすく、海外収益割合も大きい。
注意①:トヨタ自動車(7203)7203下落注意対米輸出が関税で圧迫されており、ドル円が想定以上に円高進行すると為替差益が減少。コスト上昇・部品調達コストなども重荷。
注意②:ENEOS(5021)5021下落注意原油・エネルギー価格の変動と円高が収益に直結。さらに国際的な制裁・価格上限措置などの影響を受けやすい。

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