昨日は石破首相が辞任を発表するというビックニュースがありました。
次の適任者もいそうにないので、のらりくらりともうしばらく石破首相が頑張るのかと思いましたが、先だって党4役の辞任もあり、石破さんを支える体制が作れなかったのが辞任の要因じゃないかと推測します。
次の首相は小泉さんか、高市さんと予想しますが、どちらも財政出動、緩和的な政策をとっていくと思うので、短期的には株価は上昇するのではと予想しています。
ただ、ここでまた国債の発行が増えることになると将来的には日本の発展に対してマイナス要因になることを心配します。
先週末は、ドル円相場が一気に147円中盤まで円高となりましたが、本日は石破さんの辞任発表があり日銀も急いで金利を上げることができないと予想から148.24円と円安で始まっています。
私個人的には、不正会計問題のあったニデックの株価の動向が気になっています。
永守さんの辞任問題までならなければ、株価は盛り返すと思っています。
下に本日の株価に影響する経済ニュース10選をアップしますので皆さんの投資の参考としてください。
9月8日(月)東京マーケットに影響する経済ニュース10選(国内5・海外5)
本日の主要指標(直近値・増減率・時刻)
指標 | 直近値 | 前回比 | 増減率 | 取得日時(JST) | 情報ソース |
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ドル/円(NY終値ベース) | 147.38円 | -0.76円 | -0.51% | 9/7 06:00頃(9/6 NY終値) | ロイター為替概況。米雇用でドル安気味。 |
日経平均(現物・終値) | 43,018.75 | +438.48 | +1.03% | 9/5 引け | 「自動車関税引き下げ」好感で続伸。 (Reuters Japan) |
NYダウ(終値) | 45,400.86 | -220.43 | -0.48% | 9/6 05:00頃 | 米雇用統計受け小反落。 (Reuters Japan) |
ナスダック総合(終値) | 21,700.39 | -7.30 | -0.03% | 9/6 05:00頃 | ハイテクはまちまち。 (Reuters Japan) |
日経225先物(期近・夜間) | 42,870 | -200 | -0.46% | 9/6 夜間(表示時刻) | 楽天証券マーケットデータ。 (楽天証券) |
相場コメント:米8月雇用統計後、米株は小反落・米金利低下・ドル軟化で、為替は円高方向。一方、「米国の日本車関税引き下げの大統領令」(9/4)と石破首相の辞任表明(9/7)が国内には織り込まれつつあり、自動車・機械など外需株に追い風の一方、国債超長期金利の上昇と政治の不確実性がバリュエーションの上値を抑える可能性。月曜の東京は材料混在で高寄り後は物色回転を想定。 (Reuters Japan, Reuters)
国内ニュース(5本)
日付 | 見出し | 要約/ポイント | 関連上場企業(日本) | 影響度(★5)プラス/マイナス | 出典 |
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9/7 | 石破首相が辞任表明、与党は緊急総裁選へ | 石破首相が辞任を発表。与党総裁選の行方待ちで政策の不透明感が増大。市場は財政・金利・為替の見通しを再評価。超長期JGB利回りは過去最高更新との報。 | 清水建設(1803)、三菱UFJ(8306)、トヨタ(7203) | ★★★★☆マイナス(不確実性) | (Reuters) |
9/5 | 実質賃金7月+0.5%で7カ月ぶりプラス | 夏季賞与や所定内給与の伸びで物価上昇を上回る。消費関連には追い風だが広がりは緩やか。 | セブン&アイ(3382)、ニトリHD(9843) | ★★★☆☆プラス | (Reuters Japan) |
9/5 | 家計調査:実質消費支出+1.4%(7月)、3カ月連続増 | 自動車や電気代の押し上げもあり実質消費が持ち直し。内需に底入れ感。 | ヤマダHD(9831)、スズキ(7269) | ★★★☆☆プラス | (Reuters Japan) |
9/5 | 日経平均は4万3千円回復、米関税引き下げも追い風 | 米国の大統領令で日本車関税引き下げが好感。輸送用機器・機械が堅調。 | トヨタ(7203)、日産(7201)、ホンダ(7267) | ★★★★☆プラス | (Reuters Japan) |
9/7 | JGB超長期利回りが急騰、債券市場にストレス | 政治の不確実性や国債買入れ減額の継続観測も重なり**30年利回り3.285%**など上昇。金融株にはプラスも、金利敏感株は選別へ。 | 三菱UFJ(8306)、東京海上(8766) | ★★★☆☆プラス/選別 | (Reuters, Reuters Japan) |
海外ニュース(5本)
日付 | 見出し | 要約/ポイント | 関連上場企業(米国) | 影響度(★5)プラス/マイナス | 出典 |
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9/6 | 米8月雇用統計受け、ダウ反落・ナスダック小動き | 雇用の減速観測で利下げ期待は維持、長期金利は低下。株式は高値圏で様子見。 | JPMorgan(JPM)、Microsoft(MSFT) | ★★★☆☆中立 | (Reuters Japan) |
9/4 | 米大統領、対日自動車関税の引き下げに署名 | 日本からの自動車などの関税率を引き下げる大統領令。日本の輸出産業に追い風、米国内では賛否。 | Ford(F)、GM(GM) | ★★★★☆プラス(日本サプライチェーン) | (Reuters Japan) |
9/5 | EU、グーグルに29.5億ユーロの制裁金 | アドテック分野の自社優遇でEU競争法違反と判断。米IT株の規制リスク再認識。 | Alphabet(GOOGL)、Meta(META) | ★★★☆☆マイナス(規制) | (Reuters Japan) |
9/5 | トランプ大統領、EUの制裁に反発し対抗措置を示唆 | 301条など通商圧力を示唆。米EU関税リスク再燃でグローバル株の変動要因。 | Apple(AAPL)、NVIDIA(NVDA) | ★★★☆☆マイナス(不確実性) | (Reuters Japan) |
9/5 | アジア株は米利下げ観測で堅調、雇用統計前は様子見 | アジア全体は堅調も、イベント通過待ちでボラティリティ上昇に注意。 | iShares MSCI ACWI(ACWI)、SPDR S&P 500(SPY) | ★★☆☆☆中立 | (Reuters) |
首相交代と日銀の金利政策への影響分析(総括)
- 政治の不確実性上昇:石破首相の辞任により、与党総裁選と新内閣の政策スタンスが不透明に。市場は財政の規律 vs 成長重視のバランスを見極め直す局面。**超長期金利の上昇(30年3.285%)**は、債券需給悪化懸念と「政策手綱の緩み」観測を反映し、株式のディスカウント率(リスクフリー金利)を押し上げうる。 (Reuters)
- 日銀の「正常化」ペース:日銀は国債買入れ減額のペース鈍化を示すなど、過度な引締めを避けつつ市場機能回復を目指すスタンス。政権交代直後は、景気の腰折れ回避を優先し「政策金利の即時追加利上げは見送り」との民間予測が優勢。もっとも2025年内~年明けの利上げ観測はなお残る。 (Reuters Japan, NRI, モゲチェック)
- 為替・株式への波及:利上げ観測後退⇒円安抑制、輸出採算には適度な追い風。銀行は金利上昇で利鞘改善が続く一方、長期金利の急騰は不動産・高配当ディフェンシブに逆風。一方、米国の対日関税引き下げが外需にプラスで、自動車・機械は相対強さを維持しやすい。 (Reuters Japan)
投資方針(本日のスタンス)
- 基本姿勢:イベントドリブン(総裁選スケジュール、日銀会合、米FOMC)でボラ高を想定。指数は押し目拾い・高寄り利確を併用。
- 強気セクター(推奨):
- 自動車:米関税引き下げが需給・センチメント両面で追い風。トヨタ(7203)、ホンダ(7267) は**為替の適温水準(円安過ぎず円高過ぎず)**でも利益体質が堅い。 (Reuters Japan)
- メガバンク:超長期金利上昇局面で利鞘拡大期待。三菱UFJ(8306) など。ただし長期金利急騰時の評価損リスクには留意。 (Reuters)
- 下落注意(警戒):
- 金利敏感株(REIT・一部内需ディフェンシブ):超長期金利上昇時はバリュエーション調整が速い。ポジションは軽めに。 (Reuters)
- 規制リスクが顕在化した大型テック(米):EU制裁金でアドテック規制が再燃。日本上場の関連サプライチェーンにも連想波及に注意。 (Reuters Japan)
免責:本記事は情報提供であり、投資勧誘を目的としたものではありません。最終判断は自己責任でお願いします。各データは出典の時刻に準拠し、マーケット状況により変動します。
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