8月8日株価に影響する経済ニュース10選!!日米関税問題は落ち着いたのか?!

2025年8月8日日経株価に影響する経済ニュース10選 投資実践
2025年8月8日日経株価に影響する経済ニュース10選

昨日の日経平均は41000円台を回復しました。株価が安定して上昇基調にあります。
日米関税交渉も多少の食い違いがあるようですが、大問題とはならずに何とか想定の範囲内で進んでいきそうです。
それにしても、自動車業界だけで2兆円規模の減益要因ということで、まあすごい金額の減益ですね。
トヨタはそれでも利益が1兆4千億円減っても、2兆6600億円の利益が見込まれるということで、すごい利益金額ですね。
なんかもっと日本経済が潤ってもいいと思うのですが、、、

ドル円相場は、米国の利下げ、日銀の利上げが予定されているので、しばらくは円高傾向でしょうね。

下に本日の経済ニュース10選をアップしますので、皆さんの投資の参考としてください。

8月8日版|東京市場に効く「経済ニュース10選」

まずは主要指標と相場観から。

主要指標(JST、最新)

指標現在値前日比(%)データ日時(JST)出所
ドル/円146.98-0.24% ※前日終値147.34比8/8 05:30[Yahoo!ファイナンス(USD/JPY)](146.98・時刻)と[Investing.com](前日終値)を併用。 (Yahoo!ファイナンス, Investing.com 日本)
日経平均41,059.15+0.65%8/7 15:45Yahoo!ファイナンス。 (Yahoo!ファイナンス)
NYダウ43,968.64-0.51%8/8 05:20Yahoo!ファイナンス(^DJI)。
ナスダック総合21,242.69+0.35%8/8 05:27Yahoo!ファイナンス(^IXIC)。 (Yahoo!ファイナンス)
日経225先物(大証・夜間)41,260+0.63%(+260)8/7 22:00株探/みんかぶ速報。 (株探)

相場コメント
米国の「相互関税」発動(後述)という重い材料が出た一方、国内決算で明暗を織り込みつつTOPIXは史上高値圏、日経平均も3日続伸。為替は147円近辺で膠着気味。米株はダウ安・ナスダック高のまちまちで、金利・原油・関税ヘッドラインに振られやすい地合いが続きます。東京の先物は夜間で底堅く、きょう(8/8)は決算と為替の方向感>関税ショックの順で物色が入りそうです。(Reuters Japan, Yahoo!ファイナンス)


国内ニュース5選

(日本の記事→日本株の関連企業(コード)を記載。セル内の「★」の下に+/-評価を併記)

見出し(リンク)概要関連銘柄(コード)影響度★/±
[日経平均は3日続伸、TOPIXは場中・終値で最高値更新]決算での関税影響の見極めが進み、過度な悲観が後退。半導体は弱含みも金融や消費関連が支え。終値は41,059円。ファストリ(9983)/SBG(9984)/三菱UFJ(8306)★★★★☆(+) (Reuters Japan)
[トヨタ、通期営業益を3.8兆→3.2兆円へ下方修正]米関税の逆風とコスト増を反映。北米が赤字化、年1.4兆円の関税負担見積り。トヨタ(7203)/デンソー(6902)/アイシン(7259)★★★★★(-) (Reuters, Reuters Japan)
[ソニーG、通期営業益を1.33兆円へ上方修正]ゲーム・音楽が堅調。米関税影響は従来見積りから縮小(約700億円)。ソニーG(6758)/バンダイナムコ(7832)★★★★☆(+) (Reuters Japan)
[SUBARU、通期見通しと最大500億円の自社株買いを発表]米関税で通期営業益見通しは減益も、自社株買いが株価を支え後場に上げ幅拡大。SUBARU(7270)/日産(7201)★★★☆☆(+) (Reuters Japan, ライブドアニュース)
[東京エレクトロン、TSMC機密取得疑いで子会社元従業員の関与確認]現時点で外部流出は確認せずと説明。半導体関連にセクター波及の懸念。東エレク(8035)/アドバンテスト(6857)/SCREEN(7735)★★★☆☆(-) (Reuters Japan)

海外ニュース5選

(海外の記事→**米国上場企業(ティッカー)**を記載)

見出し(リンク)概要関連米株(ティッカー)影響度★/±
米「相互関税」8/7発動:日本は15%に引上げ、適用開始は米東部時間0:01追加関税は原則15%。MFNが15%未満の品目は合算で15%が上限、15%以上は相互関税非課税。232条など他関税に上乗せしないと整理。Ford(F)/GM(GM)/Tesla(TSLA)★★★★★(-) (ジェトロ)
[米新規失業保険申請、22.6万件に増加]1カ月ぶり高水準。継続受給は21年11月以来の多さで労働市場の減速サイン。JPM(JPM)/バンカメ(BAC)/シティ(C)★★★☆☆(-) (Reuters Japan, Bloomberg.com)
[米労働生産性、Q2速報+2.4%]予想上振れ。賃金インフレ圧力の緩和期待→長期金利やPERにプラス。アップル(AAPL)/マイクロソフト(MSFT)/アルファベット(GOOGL)★★★☆☆(+) (Reuters Japan)
[米株:ダウは軟調、ナスダックは上昇(7日午前)]半導体関税の“回避期待”でハイテク堅調、景気懸念や関税不確実性でダウは弱含み。アップル(AAPL)/エヌビディア(NVDA)/AMD(AMD)★★☆☆☆(+) (Yahoo!ファイナンス)
[NY原油:前日までの下落から反発、64ドル台]連続安の反動とリスク選好の戻り。原油安定は日本のコスト面に追い風。エクソンモービル(XOM)/シェブロン(CVX)/オキシデンタル(OXY)★★☆☆☆(+) (Yahoo!ファイナンス)

特集|日米貿易関税の最新実施状況と株価インパクト

  • いつから?何%?
    米国の「相互関税(Reciprocal Tariffs)」は**8月7日 0:01(米東部時間)通関分から適用開始。日本は15%**に設定。MFN税率が15%未満の品目は「合算で15%が上限」15%以上の品目は相互関税が課されない――と日米の整理は一致(官邸会見/ジェトロ)。また、232条など他の追加関税に上乗せしない(=“積み上げ”なし)点も明記されています。(ジェトロ, 首相官邸ホームページ)
  • 自動車は?
    今回の大統領令に232条の自動車・部品関税の変更は含まれず。一方、日米合意で自動車関税を15%へとの報道・会社側前提が出ており(ホンダは9月適用想定で試算)、最終的な米側の後続命令での修正が注目点。短期は在庫・輸送中の通関タイミングで実効負担がぶれる可能性。(ジェトロ, Reuters Japan)
  • 株式インパクト(東京市場目線)
    1. 完成車・部品北米比率が高いトヨタ/ホンダ/SUBARUは短期EPS逆風。もっとも**買い戻し・還元(SUBARUの自社株買い)**がクッションに。米ローカル生産シフトや価格転嫁力の強いOEM/高付加価値部品は中期で相対強。(Reuters, Reuters Japan)
    2. 電機・半導体:相互関税の“積み上げ無し”は一定の安心材料。ただし半導体・電子部品の一部はMFN15%未満→合算15%上限に該当し得るため、マージン低下リスクを個別に点検TELのニュースのようなヘッドラインには注意。(ジェトロ, Reuters Japan)
    3. 消費・エネルギー原油の変動と関税の輸入物価押し上げが為替・金利・消費へ波及。足元の原油は64ドル台で落ち着き、東京の輸送・化学には追い風。(Yahoo!ファイナンス)

まとめ:制度面の“上乗せなし”と15%上限の整理はネガ過度化の歯止め。ただし、最終設計(後続命令)と自動車関税の確定が出るまでヘッドラインで振れやすい。運用としては決算で“実弾”を出した銘柄重視が有効です。(ジェトロ, 首相官邸ホームページ)


きょうの投資方針(短く)

  • 基本姿勢:関税ヘッドラインのボラは続くが、決算と需給での選別上昇が優位。為替147円近辺でのレンジ取引を前提に、内需/還元/価格転嫁力へ比重。(Reuters Japan)
  • 強気ピック
    • ソニーG(6758):関税影響縮小+ゲーム/音楽の稼ぐ力。リスク:為替。(Reuters Japan)
    • SUBARU(7270):自社株買いが需給改善。関税逆風は織り込み進捗を監視。(Reuters Japan)
  • 下落注意
    • トヨタ(7203):通期減額でEPS見通し鈍化。続報待ちで突っ込み買いは慎重に。(Reuters Japan)
    • 東京エレクトロン(8035):ニュースフロー不安。需給悪化に注意。(Reuters Japan)

参考リンク(本文参照)


(編集注) 本記事は公開時点の公開情報に基づき作成。リンクはいずれも日本語・会員登録不要の媒体を優先していますが、速報値は後に修正される場合があります。

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