FOMC,日銀会合を終えてどちらも金利据え置きとなりました。
ドル円相場が円安に進み150円を越えてきました。
金利据え置きは織り込み済みだと思っていたので、ここまで円が安くなると思いませんでした。
為替は読めませんね。
とはいえ、円安に大幅に動いたということは日経も大きく上昇すると予想しましたが、
先物が40780円-420円となっており、本日の日経は下げから始まりそうですね。
短期の日経株価の動きを読むのは難しいですが、長期的には株高を予想していますので、コツコツと少しづつ優良株を買い増ししたいと思います。
8 月 1 日 本日の東京マーケットまとめ
主要指標
指標 | 現在値 | 前日比 | 前日比% | 取得時刻 (JST) |
---|---|---|---|---|
ドル/円 | 150.77 | +1.26 | +0.84 % | 8/1 06:51 |
日経平均 | 41,069.82 | +415.12 | +1.02 % | 7/31 16:00 |
NYダウ | 44,130.98 | −330.30 | −0.74 % | 8/1 05:22 |
ナスダック | 21,122.45 | −7.22 | −0.03 % | 8/1 05:22 |
日経225先物(CME円建て) | 40,640 | −20 | −0.05 % | 7/31 07:49 |
相場コメント
ドル/円は日米金利差と投機筋のストップ狩りが重なり一気に150円台後半へ。円安メリット期待で輸出株中心に買いが入り、日経平均は前日比+1 %で終了。一方、米株は好決算期待と関税リスクが綱引きし主要3指数が反落。今夜の米7月雇用統計がドル円の次の方向性を左右しそうです。(Bloomberg.com, Yahoo!ファイナンス, 株探, 株探)
国内経済ニュース(5本)
見出し | 概要 | 関連銘柄(コード) | 影響度★/± |
---|---|---|---|
日銀、政策据え置きも物価見通し上方修正 | 展望レポートで25年度消費者物価を+2.7 %に引き上げ。金融緩和継続で円安圧力が持続。 | 8306 三菱UFJ/8411 みずほFG/8604 野村HD | ★★★★☆+ |
6月鉱工業生産、前月比+1.7%と3か月ぶりプラス | 半導体・航空機部品が牽引し市場予想0.6 %減を大幅に上振れ。景気底堅さを確認。 | 6501 日立/8035 東京エレ/7203 トヨタ | ★★☆☆☆+ |
6月小売業販売額、40カ月連続増の前年比+2.0% | 食品値上げとドラッグストア・コンビニ好調で消費堅調。インバウンドは百貨店に陰り。 | 9983 ファストリ/3382 セブン&アイ/2651 ローソン | ★★☆☆☆+ |
トヨタ、1–6月世界販売・生産が過去最高 | HV好調と関税前駆け込み需要で販売5.5 %増。円安追い風で上期業績上振れ期待。 | 7203 トヨタ/7267 ホンダ/7211 三菱自動車 | ★★★★☆+ |
7月月例経済報告、「緩やかに回復」を維持 | 景気判断据え置きも輸出を12か月ぶり下方修正。関税リスク残る中で先行き慎重。 | 8001 伊藤忠/8058 三菱商事/6301 コマツ | ★★☆☆☆± |
海外経済ニュース(5本)
見出し | 概要 | 関連銘柄(コード) | 影響度★/± |
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FOMC、金利据え置きもタカ派トーン維持 | 9月利下げ観測が後退しドル高続行。米債利回り上昇でグロース株に逆風。 | JPM/BAC/GS | ★★★★☆- |
米株反落、ダウ330ドル安 | 半導体軟調と製薬値下げ要請が重し。メガテック決算前で様子見。 | AMZN/AAPL/MSFT | ★★☆☆☆- |
独7月CPI速報+1.8%、インフレ鈍化 | 予想下振れでECB年内利下げ観測が再燃。欧州景気テコ入れ期待。 | KO/PG/DIS | ★★☆☆☆+ |
豪Q2 CPI低下、利下げ観測90%に上昇 | コアインフレ3年ぶり低水準で豪ドル軟調。資源株には支援材料。 | NEM/RIO/BHP | ★★☆☆☆+ |
米国の新たな相互関税、8月1日発効 | サプライチェーン再編圧力が高まり製造業に逆風。 | CAT/DE/X | ★★★☆☆- |
円安150円台の背景と今後のドル円シナリオ
- 日米金利差の再拡大
FRBがタカ派姿勢を維持する一方で、日銀は据え置き継続。実質金利差が広がり“構造的円売り”が進行。(Bloomberg.com) - 対外投資フローと経常黒字縮小
相互関税の不透明感から日本企業が海外投資を加速、外貨滞留が増え円転需要が細る。 - 短期筋のストップ・ハント
149円台に集まっていた損切り注文を巻き込みオーバーシュート。(Bloomberg.com)
短期見通し
- 8月上旬:米雇用統計が強ければ152円台試しも。
- 9月FOMC〜10月:利下げ示唆で147–149円へ反落余地。
- 年末:日銀が0.25 %利上げに動けば140円台半ばまで是正も。
日米株価への影響
- 日本株:輸出セクターに業績上方修正期待。電力・食品は原材料高で逆風。
- 米国株:ドル高は多国籍企業の外貨建て売上を圧迫。内需株・中小型株は中立。(株探)
投資方針と注目銘柄
区分 | 銘柄 | コメント |
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推奨(円安メリット) | 7203 トヨタ/6758 ソニーG | 想定レート見直しによる上振れ余地大。HV・ゲームが牽引。 |
下落注意(コスト増) | 2651 ローソン/9501 東電HD | 輸入コスト増と原燃料高が利益圧迫懸念。 |
運用スタンス
短期:152円が介入警戒ライン。円安メリット株のスイング中心。
中期:秋以降の米利下げ転換を見据え、内需・ディフェンシブにも資金分散。
*数値・指標は各社公表値・ロイター/ブルームバーグ等を基にしています。実際の投資判断は必ず最新データを再確認のうえ自己責任でお願いいたします。
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