昨夜FOMCの会合があり金利据え置きが決まりました。
日米金利差が縮まらないということで149円台まで円安が進んでいます。
日銀会合がありますが、今回も金利据え置きが予想されていますので、この円安傾向は続くのかと考えられます。
日経株価も緩やかな上昇が考えられます。
8月1日きちんと日米貿易関税15%が履行されるかが気になるところですね。
もし、履行されないとなると、、、
とりあえずここで日経40000円台の下固めをして年末に向けて45000円オーバーを期待します。
下に本日の株価に影響する経済ニュース10選をアップしますので、皆さんの投資の参考としてください。
7月31日 株価に影響する経済ニュース10選
―FOMC 5 会合連続据え置き、ハト派ディセンター出現の波紋―
昨夜(米東部時間 7 月 30 日)閉会した FOMC は FF レート4.25–4.50%を据え置き(賛成 9 対 2)。ボウマン副議長とウォラー理事というハト派 2 名が「0.25%利下げ」を主張する異例の反対票を投じ、2023 年 3 月以来の “dissent” が生まれました。
パウエル議長は会見で「9 月利下げは時期尚早」と強調しつつも、声明では「リスクはおおむね均衡」と語調を柔らげる巧みなバランス運営。結果、米長期金利は小幅上昇、ドル円は 149 円台へ。ハイテクを中心にナスダックは反発したものの、景気敏感株が売られダウは 3 日続落となりました。これを受けた東京市場は BOJ 会合と決算ラッシュを前に様子見基調が続いています。(Reuters Japan, Reuters Japan)
本日の主要指標
指標 | 終値 | 前日比 | 前日比(%) | 更新日時 (JST) |
---|---|---|---|---|
ドル/円 | 149.50 | +0.98 | +0.66 | 7/31 06:30 (NY) |
日経平均 | 40,654.70 | -19.85 | -0.05 | 7/30 15:15 |
NYダウ | 44,461.28 | -171.71 | -0.38 | 7/31 06:16 |
ナスダック | 21,129.67 | +31.38 | +0.15 | 7/31 06:16 |
日経先物 (CME円建て) | 40,640 | +70 | +0.17 | 7/31 06:26 |
データ出典:ロイター、Yahoo!ファイナンス(Reuters Japan, 株探, Yahoo!ファイナンス, 株探) |
相場所感
FOMC 後も「高金利長期化」を織り込みつつ、米国は年内 1~2 回の利下げシナリオがなお残存。外為市場はドル高優勢で、150 円の心理的節目が射程圏。国内は今晩の日銀会合結果と決算発表(トヨタ・ソニー)待ちの“助走相場”です。
国内ニュース(5 本)
見出し | 概要 | 関連銘柄(コード) | 影響度★/± |
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日銀、年内利上げの可能性も — 関税交渉妥結で不確実性後退 | 米国との関税合意で輸入インフレ懸念が後退し、12 月追加利上げ観測が台頭。 | 8316 三井住友FG/8411 みずほFG/8750 第一生命 | ★★★★☆/- |
6 月鉱工業生産速報は前月比▲0.7%の予想 | 自動車減産が響き 3 か月ぶりマイナス見通し。半導体は底堅い。 | 7203 トヨタ/7267 ホンダ/6501 日立 | ★★★☆☆/- |
日経平均 4 日続落、イベント前で方向感乏しく | 19 円安の 40,654 円。値幅は 100 円と極小、循環物色が続く。 | 9983 ファストリ/8035 東エレ/6861 キーエンス | ★★☆☆☆/± |
住友ファーマ 16%高、目標株価引き上げが追い風 | 外資系証券の強気レポートをきっかけに医薬株高が波及。 | 4506 住友ファ/4519 中外薬/4568 第一三共 | ★★☆☆☆/+ |
ドル円 148 円台後半で調整、材料待ち | FOMC・日銀会合を前に持ち高を縮小する動き。 | 7201 日産/6758 ソニー/6502 東芝 | ★★☆☆☆/± |
海外ニュース(5 本)
見出し | 概要 | 関連銘柄(ティッカー) | 影響度★/± |
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FOMC、5 会合連続据え置き タカ派 2 名が利下げ主張 | 9 対 2 で据え置き決定。年内 2 回の利下げ観測が再燃。 | JPM/BAC/GS | ★★★★★/- |
NY 外為市場:ドル全面高、149.29 円で年初来高値 | パウエル発言をタカ派と解釈しドル買い優勢。 | AXP/CAT/KO | ★★★★☆/+ |
ダウ・S&P 続落、ナスダック小幅高 | 金利上昇で景気敏感株売り、ハイテクは底堅い。 | MSFT/AAPL/AMZN | ★★★☆☆/- |
米 ADP 民間雇用 +10.4 万人、予想上回る | 労働市場の底堅さ確認で長期金利が上昇。 | WMT/HD/LOW | ★★★☆☆/+ |
日米関税合意、林官房長官が大統領令の早期発出要請 | 8/1 発動期限を前に履行を求める。 | F/GM/CAT | ★★☆☆☆/+ |
投資方針
FOMC によって 「高金利長期化*ドル高」基調が再確認されました。日銀がタカ派トーンを強めても、利上げ幅は小刻みとみられ、円安圧力の逆流は限定的と判断します。国内株は決算勝負の局面ですが、円安メリットと好決算が両立する銘柄は押し目買い好機。半面、自動車など関税リスクを抱える銘柄は注意が必要です。
今週の注目・推奨
区分 | 銘柄 | コメント |
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強気 | 8035 東京エレクトロン | メモリ価格底入れで受注回復、円安で通期上振れ余地。 |
強気 | 9984 ソフトバンクG | AI 投資の含み益期待、下値は 9,000 円付近で堅い。 |
警戒 | 7203 トヨタ自動車 | 米 25%自動車関税が決算リスクに。輸出採算に注意。 |
本記事は情報提供を目的としたものであり、売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
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