7月29日 株価に影響する経済ニュース10選!! 石破さん、FOMCの動向がカギか?!

2025年7月29日日経株価に影響する経済ニュース10選 投資実践
2025年7月29日日経株価に影響する経済ニュース10選

本日は、石破さんの動向とFMOCの会合があるので利下げをするのかというところが大きなニュースになると思います。
特に米国が利下げをしたら、日米両国の株価は大きな下げ圧力を受けることになります。
現在の状況は、75%で現状維持の予想ですが、トランプ大統領の圧力が強いので利下げ決定というサプライズがあるかもしれません。
その場合、米国株価にはプラス要因ですが、円高要因となるので日本株には大きなマイナス要因となります。
ただ日本株もはじめ大きく下げて、その後米国株の上昇につられて日本株も上昇すると思われます。
おそらくそう考えている人が多いと思いますので、押し目買いのチャンスだと思います。
ただ、この流れで日銀の利上げが10月に前倒し予想が高くなると危ないですね。
下に本日の経済ニュース10選をアップしますので、皆さんの投資の参考としてください。


本日の主要指標と相場コメント

指標現在値前日比変化率取得日時
ドル円148.54+0.87+0.59 %2025/07/28 22:00 ET
日経平均40,998.27−457.96−1.10 %2025/07/28 15:00 JT
日経先物(夜間)40,820−90−0.22 %2025/07/29 06:00 JT
NYダウ44,837.56−64.36−0.14 %2025/07/28 Close (毎日新聞)
ナスダック21,178.58+70.27+0.33 %2025/07/28 Close (毎日新聞)

相場所感(+石破政権リスク)
米EU15 %関税枠組みで“最悪回避”の安心感が広がる一方、半導体株の調整と政局不透明感が東京株の重し。
参院選敗北を受けた石破政権の求心力低下が意識され、毎日新聞世論調査では内閣支持率29 %、石破首相は「辞任すべき」42 %との厳しい評価。(毎日新聞) 今後、石破首相が①閣僚入替による立て直し②早期退陣・総裁選前倒しかで国内政策のスピード感が大きく変わる。政権が迷走すれば補正予算・再成長戦略の遅延が懸念され、内需株・公共投資株への買い手控え要因に。逆に、与党が挙党一致で政策実行フェーズへ移行できれば、インフラ再整備・防衛関連への資金回帰が想定される。


国内ニュース(東京市場への影響)

見出し要約コメント関連企業(コード)リンク(会員不要)
★★★日経平均続落、半導体に利確売り終値4万0998円。中小型へ資金シフト。8035 東京エレク/6920 レーザーテックロイター
★★長期金利1.57 %、銀行株堅調日銀利上げ観測一巡で国債先物反発。金融株に追い風。8306 三菱UFJ/8604 野村HDロイター
★★6月企業向けサービス価格+3.2 %伸び鈍化で値上げ株一服。9064 ヤマトHD/9433 KDDIロイター
★★森山幹事長辞任意向、政治リスク再燃政策停滞懸念で上値抑制要因。(毎日新聞)8411 みずほFG/6501 日立朝日新聞
★☆証券各社、日経年末4万5,000円へ強気修正関税緩和と円安継続を理由に上方修正。7201 日産/6758 ソニーGロイター

海外ニュース(米国・グローバル経済への影響)

見出し要約コメント関連企業(ティッカー)リンク(会員不要)
★★★★米経済界代表団が訪中へFedEx CEOらが政府高官と会談予定。サプライチェーン改善期待。FDX/BA/AAPLロイター
★★☆米財務省、7–9月に1.007兆ドルを調達国債増発で長期金利上昇リスク。金融株に追い風。JPM/GS/BACロイター
★★★★FRBウォラー理事「今月25bp利下げが適当」ハト派シグナルで株式は好感。(Reuters)MSFT/NVDA/Vロイター
★★★米EU、関税15 %枠組み合意で貿易戦争回避消費関連株に警戒も市場は安心感。TPR/RL/LVMUYロイター
★★S&P・ナスダック最高値更新決算・FOMC控え神経質。(CME Group)AMZN/META/GOOGLロイター

FOMC利下げシナリオと株価への影響

■ 利下げ確率
Fed ファンド先物が示す7 月 FOMC での 25 bp 利下げ確率は約 35 %(据え置き 65 %)と後退。ただし、9 月会合までに利下げ開始の織込みは 60 % 程度へ上昇している。(Reuters)

■ 利下げ時の米株への波及

  • ポジティブ要素:
    • PER 修復—リスクフリー金利低下により、AI・クラウド成長株の理論価値が10–15 %切り上がりやすい。
    • ドル安効果—多国籍企業の海外売上比率が高い S&P500 企業が押し上げ。
  • ネガティブ要素:
    • 景気失速シグナルとして受け止められる場合は、金融・景気循環株が上値抑制。
    • 実質金利が急低下すると金融セクターの利ザヤ縮小懸念。

■ 日本株への波及

  • ポジティブ:
    • 円安進行—利下げに伴うドル安/円安が再加速すれば、輸出・インバウンド関連に業績追い風。
    • 資金流入—米金利低下により海外投資家が割安感ある日本株に再び資金を振り向ける可能性。
  • ネガティブ:
    • 米景気後退懸念—米設備投資減速は半導体製造装置・工作機械など外需の重石。
    • 金利差拡大で国内長期金利が鈍化—メガバンク株の追い風が限定的。

結論:初動はテック株中心にリスクオンの反応が見込まれるが、景気鈍化の裏返しなら「ハイテク↔バリュー」のローテーションが速い点に注意。日本株は円安メリットで底堅いが、半導体の受注サイクルが弱い局面では上値追いは限定的となる可能性。


投資方針と注目銘柄

区分銘柄コメント
Buy8306 三菱UFJ国内長期金利が 1.5 %台で定着すれば利ザヤ拡大が続き 24 年度純益最高更新が視野。
FDX米中対話進展+利下げで国際貨物量の緩やかな回復期待。
6758 ソニーG円安持続でゲーム・音楽部門のドル建て収益上振れ。IP拡張でマルチプル拡大余地。
Watch9983 ファーストリテイリング最低賃金 6 %引き上げと素材高で粗利圧迫。円安メリットは限定的。
TPR米EU15 %関税で北米売上依存が仇に。価格転嫁難航で利益率低下リスク。
8035 東京エレク米設備投資サイクル鈍化が長引く場合、ガイダンス下振れ懸念。

まとめ:石破政権とFOMCの“二大イベント”をどう見るか

  1. 石破総理の去就は国内政策スピードの鍵。内閣改造で求心力を保てるか、総裁選前倒しで空白が生じるか、市場は政治主導の財政出動を織り込めるかを見極めるフェーズ。
  2. FOMCは“据え置き7割・利下げ3割”がコンセンサス。利下げ実現なら日米ともにテック主導のリスクオンが先行するが、景気悪化シグナルと受け取られた場合は銀行・バリュー株への資金移動が速い。

戦略:大イベント前はポジションニュートラルを維持。利下げでドル安転換が鮮明になれば、輸出・インバウンド関連を押し目拾い。石破政権が補正予算を前倒しできるなら、建設・防衛・再エネなど政策恩恵セクターを中期保有で検討。


本記事は情報提供目的です。投資判断は自己責任でお願いします。

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