日米貿易交渉はうまくいきそうにないし、しばらく株価の上昇は難しいような気がします。
こういう時期にこそ、次の上昇を目指して優良銘柄をコツコツと仕込むのが良いと思います。
ChatGPTとニュースをピックアップし、お勧め銘柄をけんとうしました。
結論を言うと、銀行株はまだ伸びしろがあると思います。
ただ、もし日銀が利下げしたら一気に下がると思いますが、今のところまだ大丈夫と思います。日銀、FOMCの動向に注意必要ですね。特にFOMCは年内3回の利下げも予想されているので、FOMCが利下げすると日銀は利上げできなくなる可能性があります。
下に、本日の経済ニュースとお勧め状況をアップします。
皆さんの投資の参考としてください。
1. 全体概況──日本株は“様子見反発”、カギはドル/円143円台の攻防
指標 | 終値・仲値 | 前日比 |
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NYダウ | 44,494.94㌦ | +0.91% (jp.reuters.com) |
NASDAQ総合 | 20,393.13㌦ | +0.94% (jp.reuters.com) |
ドル/円 | 143.67(NY終値)→143.4円前後(東京早朝) (jp.reuters.com) |
今日の投資ムード
米ADP雇用減少 → 利下げ観測強まり米株上昇、一方で日米関税交渉が難航し外需株には重石。日本株は寄り付き下落後に買い戻しが入り、ドル/円が142円台を割れるかがポイントです。
2. 日本のニュース(5本)
# | タイトル & 概要 | 影響度 (★5) | +/- | 関連銘柄 |
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1 | 日米関税交渉が膠着、トランプ氏「35%も辞さず」 ─ 石破首相「投資拡大で突破口探る」 (reuters.com) | ★★★★ | − | 7203トヨタ、5401日本製鉄、9984SBG |
2 | 6月製造業PMI確報50.1で13か月ぶり拡大 ─ 生産持ち直しも新規受注は25カ月連続減 (reuters.com) | ★★★★ | + | 6954ファナック、6861キーエンス、6501日立 |
3 | 「夏の定期預金」金利競争激化、最高1.35%登場 ─ ネット銀・地銀が相次ぎ上乗せ (diamond.jp) | ★★★ | + | 8306MUFG、8316三井住友FG、8411みずほFG |
4 | 新紙幣発行まで残り1年、対応機器は「自販機2〜3割」止まり ─ 更新投資5,000億円見通し (diamond.jp) | ★★ | ± | 7912大日本印刷、6457グローリー、6752パナソニック |
5 | 日銀、国債買入減額幅を26年4月以降も縮小へ ─ 政策金利は0.50%据え置き (jp.reuters.com) | ★★ | + | 8697JPX、8604野村HD、8601大和証券G |
3. 海外のニュース(5本)
# | タイトル & 概要 | 影響度 (★5) | +/- | 日本株への波及 |
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1 | 米6月ADP民間雇用▲3.3万人で2年ぶり減少 ─ 今夜のNFP前に景気減速懸念 (jp.reuters.com) | ★★★ | − | 6503三菱電機、6367ダイキン |
2 | 仏中銀総裁「ECBが動くなら利下げが有力」 ─ 6カ月以内の政策転換示唆 (jp.reuters.com) | ★★ | ± | 7203トヨタ(欧州販売)、8308りそなHD |
3 | ゴールドマン、年内3回の米利下げへ予想引き上げ ─ 9・10・12月に25bpずつ (jp.reuters.com) | ★★★ | + | 9984SBG、6758ソニーG |
4 | 中国6月製造業PMI49.7で3カ月連続縮小 ─ 米EU関税の逆風続く (reuters.com) | ★★★ | − | 6301コマツ、5713住友鉱 |
5 | イスラエル中銀、金利4.50%据置きも「インフレ鈍化なら利下げ」 (jp.reuters.com) | ★★ | − | 1605INPEX、8058三菱商事 |
4. 今日の投資ヒント
- 銀行・証券株の再評価
国債買入の縮小継続と預金金利の上昇競争が並走。長期金利上昇に備えバリュー株へ資金が向かいやすい。 - 為替レンジに注目
142.3円を明確に割り込めばリスクオフが深まりやすく、144円台へ戻す場合は輸出株が買い直される公算。 - 外部イベント
今夜の米6月雇用統計→明日米休場で出来高低下。7月9日の関税デッドライン前にポジション軽量化を意識。
きょう(7月3日)の材料から見た“買いが入りやすい業種”
結論から言うと、銀行を中心とした「国内金融セクター」全体が相対的に優位です。なかでも
重点セクター | 主な追い風 | 代表的な銘柄 |
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メガバンク(MUFG・SMFG・みずほ) | ①長期金利の緩やかな上昇で利ザヤ拡大②定期預金金利キャンペーンで預金量増(コストは限定的)③PBR0.7倍前後と依然割安 | 8306 MUFG / 8316 SMFG / 8411 みずほ |
地銀再編プレー | ①地域トップ行同士の経営統合報道が相次ぐ(例:千葉銀+千葉興銀)②日銀の買い入れ縮小→国債利回り上昇で地銀資金運用益が改善 | 8331 千葉銀 / 8337 千葉興銀 / 7186 コンコルディア |
証券・取引所関連 | ①超長期国債先物で10億円超の大口約定=金利ボラ拡大で取引高増②IPOパイプライン増加・個人売買活発化 | 8697 JPX / 8604 野村HD / 8601 大和証券G |
生命保険 | ①20~30年ゾーン利回りの持続的上昇で運用益回復②ソルベンシー規制強化に伴う自己株買い期待 | 8750 第一生命HD / 8795 T&DHD |
なぜ銀行・金融が有望か?
- 日銀の国債買い入れ減額ペース継続で長期金利は上向き基調
6月会合で2026年以降も減額を段階的に続ける方針を確認。超長期ゾーンは2%台後半に達し、利ザヤ(貸出金利−調達金利)拡大余地が広がりました。 (boj.or.jp, marubeni.com) - 個人マネーは「預金回帰」
ネット銀などが年1.35%超のキャンペーン金利を提示。預金が再び銀行に流入しやすく、量効果で資金コスト上昇を吸収しやすい構造です。 (jibunbank.co.jp, yokinkinri.blog98.fc2.com) - バリュエーション妙味
たとえばMUFG株は終値1,969円、PBR0.73倍・配当利回り4%台。依然としてTOPIX(約1.3倍)に対して割安です。 (kabutan.jp) - 再編シナリオが株価を刺激
地銀は人口減対策で規模拡大・コスト削減が急務。千葉銀と千葉興銀の統合協議報道のように、再編ニュースが「物色テーマ」になりやすい状況です。 (jp.reuters.com) - 取引・資産運用ビジネスも活発化
超長期債先物で3年ぶりの大口約定が成立するなど、債券・デリバティブ市場の出来高が急増。証券・取引所株のフィー収入が拡大しやすい地合いです。 (jpx.co.jp)
投資アイデア例(短中期)
スタンス | 考え方 | 具体策 |
---|---|---|
キャピタル狙い | 日米関税交渉が長引き景気敏感株に売りが出やすい間、金融セクターへの資金シフトが続く公算 | 8306 MUFG/8331 千葉銀をコアに、900円近辺のJPX押し目拾い |
インカム+安定 | 配当利回り3.5〜5%のメガ・地銀で持ち切り戦略。10年債利回りが+25bp上がるごとに1株利益が数%増加する試算 | 8316 SMFG/8795 T&DHD |
イベントドリブン | 千葉銀・千葉興銀のほか、北陸・九州圏でも統合思惑がくすぶる | 7186 コンコルディアFG、8551 北日本銀行 などの思惑株 |
リスクと留意点
- 米景気減速が深刻化し、カーブが再びフラット化・逆イールドになれば逆風
- 利ザヤ拡大よりも預金金利上昇が速い場合、収益改善ペースは鈍る
- 信用コスト上昇(不動産ローン延滞など)にも注意が必要
3メガバンク(MUFG・SMFG・みずほ)の株価指標で比べると以下の様になります。
結論を先に言うと、値ごろ感とインカムを両立するのは三井住友FGですかね?!
3メガバンクの“バリュエーション早見表”(終値ベース:2025年7月2日)
銘柄 | 株価 | PER* | PBR | 配当利回り | 一言メモ | 参照先 |
---|---|---|---|---|---|---|
三菱UFJ FG(8306) | 1,973.5円 | 11.3倍 | 1.10倍 | 3.55% | 国内外展開が最も大きく、自己資本増強ペース速い | (kabutan.jp) |
三井住友FG(8316) | 3,620円 | 10.7倍 | 0.95倍 | 3.76% | 低PBRと高利回りが両立、効率経営でROEも業界首位級 | (kabutan.jp) |
みずほFG(8411) | 3,984円 | 10.6倍 | 0.95倍 | 3.64% | 資本効率改善でPBR1倍割れ継続、株主還元拡大中 | (kabutan.jp) |
*PER=株価÷当期利益(会社予想)。3社とも今期ガイダンス基準。
指標から見る“相対的な魅力”
評点 | MUFG | SMFG | みずほ |
---|---|---|---|
割安度(PBR) | △(1.10) | ◎(0.95) | ◎(0.95) |
収益効率(PER) | △(11.3) | ○(10.7) | ◎(10.6) |
配当利回り | △(3.55%) | ◎(3.76%) | ○(3.64%) |
総合 | 中立 | 最も妙味 | 妙味あり |
結論:値ごろ感とインカムを両立するのは三井住友FG
- PBR0.95倍+配当3.7%台+PER約10倍と三指標すべてで業界トップ水準の割安さ。
- 2026年3月期ガイダンスで 1株配122円→136円 と増配方針を示しており、株主還元姿勢も強め。(kabutan.jp)
みずほFG はPERとPBRでSMFGと同水準ながら利回りが一段低い。ただし自己株買い余地が大きく、ROE押し上げ余力は最も高いと見られます。
MUFG はPBR1倍超で見かけの割安度は下がりますが、
- 海外利益比率(北米・ASEAN)>40%で金利差メリットを享受
- フィンテック参入・非金利ビジネス強化で成長オプションを持つ
— など“成長プレミアム”が乗りやすい点が特徴です。
投資スタンス別ヒント
スタンス | 有力銘柄 | 理由 |
---|---|---|
高配当+割安重視 | SMFG | 指標三拍子揃い・増配継続表明 |
値上がり期待(海外金利連動) | MUFG | 米利下げ局面でも海外与信残高伸び、実質金利差で利益底堅い |
バランス型・再評価狙い | みずほFG | ROE改善でPBR 1倍回帰余地、自己株買い余力大 |
留意ポイント
- 金利サイクル
日本10年債利回りが0.9%台→1.1%台へ上昇した局面ならメガバンク全体が再評価されやすい一方、再び低下すると株価は頭打ちになりやすい。 - 与信コスト
米景気が失速し不良債権比率が上がると海外貸出比率の高いMUFGが最も影響を受けやすい。 - 資本規制
2026年度から段階適用のバーゼルⅢ最終化で、追加自己資本積み増しを要請される可能性が残る(特にみずほは繰延税金資産が厚い)。
指標はあくまで瞬間値です。業績・金利環境の変化でPERやPBRは動きますので、定期的にアップデートを。投資判断はご自身のリスク許容度を踏まえて行ってください。
ご紹介した銘柄・業種はあくまでニュースフローから読み取れる“現時点での優位セクター”です。最終的な投資判断はご自身のリスク許容度・投資目的に合わせて行ってください。
本記事は公開情報をもとに作成しました。投資判断は自己責任でお願いいたします。
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