中国政府から、レアアースを含む輸出入の規制など、執拗に嫌がらせをされており、日本株式市場もさらなる上昇に重しが乗った状態で、下げ圧力が強い状況と成っています。
そんな中、希望はやはりフィジカルAI分野かと思います。
根本のAI開発競争は、最早巨大資本がないとトッププレーヤーなることができない状況で、とても日本企業が今からのし上がることは不可能と思われます。
日本企業は、AIの応用、実社会への実装、AIシステムの部品・製造技術でトップ企業を目指す戦略となると考えます。
この状況の中で、今騒がれているフィジカルAI、AIを実産業への導入するという分野について日本が力を発揮することができると思います。
逆にここで日本企業が存在感を出さないと、日本の未来は暗いものになりそうです。
ネットでは、ヒューマノイド型のロボットが騒がれており、中国、米国がかなり先行していますが、実際の産業への導入では、ヒューマノイド型のロボットは不要で製造業、倉庫業の人員を如何に減らせるかということになるので、産業用のロボットが安く、いかに複雑な作業をこなすかになります。
日本企業にかなりチャンスがあると思います。
ここで、フィジカルAIに関して、概要からおすすめ銘柄までAIで分析まとめしましたので、皆さんの投資の参考として頂けたらと思います。
1月9日(金)東京株式市場:急落の反動+“フィジカルAI(Physical AI)”が次の主役テーマに?
特別レポート:フィジカルAIとは何か/日本株の勝ち筋/ソフトバンクG(9984)を徹底整理
1) フィジカルAI(Physical AI)の概要(なぜ“次のAI覇権”なのか)
フィジカルAIは、AIが物理世界(工場・倉庫・街・家庭)で「見て・判断して・動く」ところまで含めた概念です。生成AIが“言語・画像・知識”を扱うのに対し、フィジカルAIはロボット、モビリティ、自律機械などの「身体(アクチュエータ)」を持つ領域に拡張します。鍵になるのは、センサー統合・リアルタイム制御・安全性・現場データ(学習)で、デジタルツイン/シミュレーションの比重も大きいのが特徴です。 (共同通信PRワイヤー)
2) 関連事業分野(“儲けどころ”はどこか)
フィジカルAIは「ロボット本体」だけではなく、周辺のサプライチェーン全体に収益機会が広がります。
- 産業・協働ロボ:溶接/組立/搬送、協働(人と同じ空間で動く)
- 物流(倉庫)自動化:ピッキング、AMR/AGV、自動仕分け
- ヒューマノイド/サービスロボ:多用途化(家庭・店舗・介護・警備)
- 自動運転・ロボタクシー/配送:認識+意思決定+制御
- 医療・検査・ラボ自動化:精密制御、画像認識、トレーサビリティ
- 基盤(儲けの源泉):減速機、サーボ、センサー、FA制御、半導体(エッジ/省電力)、ネットワーク(5G/6G)、ソフト(制御OS、シミュレーション)
3) 日米中欧:企業分布(強みの“位置”が違う)
※代表例(網羅ではありません)
| 地域 | 強い層 | 代表企業例(イメージ) | 一言まとめ |
|---|---|---|---|
| 日本 | ロボット・FA・部材(サーボ/制御/センサー/減速機) | ファナック、安川電機、オムロン、ハーモニック等 | “身体と神経”が強い=量産・品質・現場適用で優位 |
| 米国 | AI基盤・半導体・自動運転・プラットフォーム | NVIDIA、Tesla、Alphabet、Amazon等 | “脳(モデル)と計算資本”が強い=覇権の中心 |
| 中国 | 量産・コスト・部材供給網・ロボット新興 | BYD周辺、Huawei系、ロボ新興群 | “量産スケール”が武器=価格破壊が起きやすい |
| 欧州 | 産業オートメーション・安全規格・工場実装 | ABB、Siemens、Schneider等 | “工場の標準化・制御”が強い=B2Bに厚い |
この構図だと、日本は生成AIの“モデル戦争”では出遅れても、**フィジカルAIの実装(=現場導入で価値を作る)**で取り返す余地が大きい、というのが投資テーマになります。
4) 追い風ニュース:Armが「フィジカルAI部門」立ち上げ(=半導体側も本気)
ArmがCESでフィジカルAI向け部門を立ち上げたと報じられており、“省電力×エッジ×リアルタイム”の方向に産業が寄っていく流れが確認できます。日本のFA・ロボットは、まさにこの領域の採用先になりやすいのがポイントです。
追加分析:ソフトバンクG(9984)はフィジカルAIの「本命」なのか?
結論イメージ:SBGは“点(ロボ)”より“面(スタック)”で狙う銘柄
ソフトバンクG(SBG)がフィジカルAIで強いのは、ロボ1社の成功というより、**①計算(Arm等)×②ネットワーク(グループ)×③ロボ実装(提携・投資)**を束ねやすい立ち位置にあるためです。
(1)Arm=“省電力エッジAI”のど真ん中
Arm側でフィジカルAIを明確に掲げ始めたことで、SBGの中核資産(Arm)が“物理世界のAI”の成長カーブに乗る形になります。
(2)SoftBank(通信子会社)側:AI-RAN/ロボ×通信の現場実装
ソフトバンク(通信)が、AIと無線(RAN)を融合する方向性を強調し、フィジカルAIを次の重点領域として言及しています(物流・工場などで“低遅延”は価値が出やすい)。
(3)“身体側(ロボ本体)”への布石:ABB Roboticsの買収発表
SBGはABBのロボティクス事業の買収を発表しており、これが完遂すれば**産業ロボの大きな“胴体”**を押さえる可能性があります(大型M&Aのため実行・規制・統合が論点)。
投資目線:SBG(9984)の見どころ/注意点
- 見どころ:
- Armの成長(省電力AI・エッジAI)×フィジカルAIの波
- 通信子会社が“現場実装”の場を持つ(工場・物流・店舗)
- M&A/投資で“当たり”を引くとNAVが跳ねやすい(レバレッジ効果)
- 注意点(重要):
- 株価は「事業利益」より「NAV(保有資産価値)」で動きやすい=市場のリスクオン/オフに振られやすい
- 大型投資・買収は、金利・為替・規制の影響を受けやすい
- 指標(PER)が「-」になりやすく、バリュエーション比較が難しい(保有資産の見立てが要)
フィジカルAI:おすすめ日本株 5選(指標比較つき)
※株価・指標は **1/8(木)15:30時点(株探表示)**ベース
| 銘柄 | コード | フィジカルAIの勝ち筋 | 株価 | PER | PBR | 配当利回り | 時価総額 | コメント(投資観点) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ソフトバンクG | 9984 | Arm/投資/(ロボ・通信の面) | 4,300円 | - | 1.71 | 0.26% | 24.6兆円 | “スタック投資”の本命。上昇は大きいがボラ高め |
| ファナック | 6954 | 産業ロボ・FAの中核 | 6,296円 | 37.3 | 3.32 | - | 6.19兆円 | 需要回復局面でレバレッジが効く。中国・設備投資サイクル要監視 |
| 安川電機 | 6506 | サーボ+ロボ(制御の要) | 4,891円 | 34.3 | 2.84 | 1.39% | 1.30兆円 | 産業×物流の実装が進むほど強い。決算でトレンド確認 |
| オムロン | 6645 | センサー・制御(“神経系”) | 3,987円 | 27.0 | 1.01 | 2.61% | 0.82兆円 | フィジカルAIは“検知×制御”が要。PBR低めで見直し余地 |
| ハーモニックD | 6324 | 精密減速機(“関節”) | 3,680円 | 268 | 4.53 | 0.54% | 0.35兆円 | ヒューマノイド普及の“要部材”。ただし期待先行で高PER |
① 主要マーケット指標(最新)
(時刻は原則JST。米株は米国市場の終値ベース)
| 指標 | 値 | 前日比 | 変化率 | データ時刻 |
|---|---|---|---|---|
| ドル円 | 156.82 | -0.04 | -0.03% | 1/9 07:43 |
| 日経平均 | 51,117.26 | -844.72 | -1.63% | 1/8 15:30 |
| NYダウ | 49,266.11 | +270.03 | +0.55% | 1/8 終値 |
| ナスダック | 23,514.72 | +126.08 | +0.54% | 1/8 終値 |
| 日経先物(CME) | 51,615 | +497.39 | +0.97% | 1/8 16:59 |
相場コメント:
東京は1/8に急落しましたが、CME日経先物は反発しており、きょう1/9は「急落の反動+押し目買い」が入りやすい地合いです。一方で、米国は雇用統計を控え金利・ドルが動きやすく、寄り天になりやすい点には注意。テーマとしては、引き続き**AI関連の中でも“フィジカルAI(ロボ・FA・自動化)”**が資金を呼び込みやすい局面です。
② 今後の注目イベント(市場影響)
| 日時(JST) | イベント | 予想(ざっくり) | 重要度・株式市場への影響 |
|---|---|---|---|
| 1/9 夜 | 米12月 雇用統計 | ぶれやすい(賃金が焦点) | ★★★★★マイナス(強すぎ→金利高)/プラス(程よい鈍化) |
| 1/13-14 週 | 米CPI(12月) | インフレ鈍化なら安心 | ★★★★★プラス(低下)/マイナス(上振れ) |
| 1/22-23 | 日銀 金融政策決定会合 | 政策修正の示唆に警戒 | ★★★★★マイナス(タカ派)/プラス(現状維持) |
| 1/27-28 | FOMC | 金利見通しの言質待ち | ★★★★☆マイナス(タカ派)/プラス(ハト派) |
| 1月下旬 | 米主要企業決算(ハイテク) | 見通しが最重要 | ★★★★☆プラス(ガイダンス強)/マイナス(失速) |
③ 経済ニュースまとめ(国内 5本)
(当日〜3日以内のニュース/リンクは会員登録不要の日本語ページ中心)
| 日付 | ニュース(リンク) | 要約(株式市場の見方) | 関連銘柄(例) | 影響度 |
|---|---|---|---|---|
| 1/8 | 日銀:地域経済報告(さくらレポート) | 回復基調の地域が多い一方、コスト・人手不足が残ると受け止められやすい。利上げ観測が強まると株には逆風 | 三菱UFJ(8306)みずほ(8411)第一生命(8750) | ★★★★☆マイナス |
| 1/6 | 長期金利が27年ぶり高水準、10年債入札は無難 | 金利上昇は銀行に追い風だが、グロース株には逆風。入札無難で“急変”は回避 | 三菱UFJ(8306)野村(8604)東京海上(8766) | ★★★★☆マイナス |
| 1/8 | 外為:ドル156円後半、米雇用統計控え手控え | 円安は輸出に追い風だが、材料は米雇用統計待ち。レンジ相場=個別材料勝負になりやすい | トヨタ(7203)任天堂(7974)キーエンス(6861) | ★★★☆☆プラス |
| 1/8 | NY為替概況(ドル円・米株・金利) | 米金利と雇用統計で円相場が振れやすい。東京は指数よりテーマ株が動きやすい局面 | ソフトバンクG(9984)レーザーテック(6920)ソニーG(6758) | ★★★☆☆中立 |
| 1/8 | シカゴ日経平均先物(大取比上昇) | 急落後の反発が示唆され、寄りは買いが入りやすい。ただし米雇用統計前で上値追いは限定も | 先物主導:TOPIX大型株(例)トヨタ(7203)・三菱UFJ(8306) | ★★★☆☆プラス |
④ 海外経済ニュースまとめ(海外 5本)
(東京市場への波及が大きい順に)
| 日付 | ニュース(リンク) | 要約(株式市場の見方) | 関連銘柄(米国) | 影響度 |
|---|---|---|---|---|
| 1/7 | Armが「フィジカルAI」部門立ち上げ | 半導体×ロボ×エッジAIが本格テーマ化。日本のFA・部材にも資金が波及しやすい | NVidia(NVDA)Qualcomm(QCOM)Tesla(TSLA) | ★★★★★プラス |
| 1/7 | 米ISM非製造業指数が上昇、雇用も改善 | 景気が強い=利下げ期待が後ずれしやすく、金利上昇→株の重しにも | JPM(JPM)Visa(V)Microsoft(MSFT) | ★★★★☆マイナス |
| 1/7 | 米ADP雇用、予想下回る | 労働市場の減速示唆は株にプラスだが、週末の雇用統計待ちで神経質 | Goldman(GS)Amazon(AMZN)Apple(AAPL) | ★★★☆☆中立 |
| 1/8 | 米新規失業保険申請は20.8万件 | 指標次第で金利が動きやすい。東京は金利敏感(銀行)とグロースの綱引き | JPM(JPM)Meta(META)Nvidia(NVDA) | ★★★☆☆中立 |
| 1/8 | トランプ氏、ベネズエラ国営石油の管理検討と報道 | 原油価格を政治が動かす展開は、エネルギー株とインフレ見通しを揺らす。輸送・化学にも波及 | Chevron(CVX)Exxon(XOM)Marathon(MPC) | ★★★★☆マイナス |
最後に:投資方針(1/9)
- きょうは「急落の反動」で指数は戻りやすい一方、米雇用統計前で上値は追いにくい想定。
- したがって戦略は、
- コア:銀行・高配当・輸出主力で下値の堅さを確保
- サテライト:フィジカルAI(ロボ・FA・部材)でテーマ取り
が分かりやすいです。
直近の推奨(中小型寄り)/下落注意
- 推奨:ハーモニックD(6324)
ヒューマノイド普及の“関節”部材。ただし期待先行なので、買うなら分割・押し目前提。 - 推奨:オムロン(6645)
センサー・制御の“神経系”。PBRが低めで、テーマ+見直しの二段構えが狙える。 - 下落注意:ソフトバンクG(9984)
フィジカルAIの“本命候補”だが、リスクオン/オフで振れやすい(NAVドリブン)。イベント前後はポジション管理重視。


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