12月に日銀は利上げ、FOMCは利下げの可能性大!日銀利上げしたら日本株への影響は、大丈夫か?

12月01日-株式市場AI分析。日銀利上げ、FOMC利下げ 投資実践
12月01日-株式市場AI分析。日銀利上げ、FOMC利下げ

12月に日銀は利上げ、FOMCは利下げ、日銀は利上げの予想が高くなってきました。
さすがに円高、株安方向に進むと思いますが、先週末の円相場、日本株式市場は大きな動揺はありませんでした。
影響は軽微に終わる可能性が高く、そうなれば、それが落ち着けば日本株がさらに上昇基調になる可能性があります。

また、年明けに解散選挙をするという話もあり、今の高市総裁人気で自民党が圧勝した場合、株価は大高騰する可能性があります。

まだ、一気に資金投入といかないですが、徐々にリスクオンマインドに変更していってもよい気配が漂ってきました。

下に12月の日銀、FOMCの金利政策の動向と日本株式への影響をAI分析したので、皆さんの投資の参考としてください。

日本株マーケット週報(2025年12月1日)

1. 最新市場データと相場状況 (2025年12月1日朝)

  • ドル円相場:1ドル = 156.1円前後(前日比 -0.04%kabutan.jp。先週末発表の東京都消費者物価指数が予想を上回り、12月の日銀利上げ観測が高まったことで円高が進行しましたfx.minkabu.jp
  • 日経平均株価50,254円(前日比 +0.17%kabutan.jp。利上げ観測による警戒感はあるものの、米株高の追い風もあって小幅上昇して取引を終了しました。
  • NYダウ平均47,716ドル(前日比 +0.61%fx.minkabu.jpナスダック総合指数23,366ポイント(前日比 +0.65%fx.minkabu.jp。米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ期待が高まり、感謝祭以降4日続伸となりましたfx.minkabu.jp
  • 日経225先物(シカゴ): 50,230円程度(大阪取引所終値比 -20円kabutan.jp。週明け早朝の先物相場は前週末比ほぼ横ばいで推移しており、目立ったギャップは生じていません。

全体として、国内では円高進行と日銀の金融政策観測が焦点となる一方、米国市場の利下げ観測による株高が日本株の下支え要因となっています。円相場は一段と円高方向に振れ150円台前半まで上昇(ドル安)しており、輸出株には逆風ですfx.minkabu.jp。しかし米国株式の上昇基調(NYダウは+0.61%)が投資家心理を支え、日経平均は小幅高となりました。今後は日銀12月会合の動向米金融政策の方向感を睨みつつ、為替動向と海外市場の影響を織り込む展開が続きそうです。

2. 今後の主要イベント(2023年12月~2024年1月末)

日付(予定)イベント内容予想・注目点市場影響度 (★1~5)
12月13日米FOMC(連邦公開市場委員会)年内0.25%利下げを決定か。jp.reuters.com市場は約9割織り込み済みで、実施なら米株上昇・ドル安要因。★★★★☆(+)
12月18~19日日銀金融政策決定会合マイナス金利解除(0.25%利上げ)の可能性が約6割と観測jp.reuters.com。利上げの場合は円高進行・株価下振れに注意。★★★★★(-)
12月21日欧州中央銀行(ECB)理事会政策金利据え置き見通し。有力メンバーは現行金利が「適正水準」と発言jp.reuters.com。インフレ鈍化傾向でハト派寄り。★★☆☆☆(+)
2026年1月中旬臨時国会・衆議院解散の可能性高市首相の高支持率を背景に「年明け解散・総選挙」の観測ありtoyokeizai.net。実施なら政治不透明感で一時的に相場変動も。★★★★☆(±)
2026年1月22~23日日銀金融政策決定会合(1月)12月に利上げ済みなら現状維持濃厚。未実施なら引き続き利上げ検討余地。政策据え置きでも声明や物価見通しに注目。★★☆☆☆(±)

3. 日本経済ニュース(直近3日以内)

ニュース見出し (出典)概要・解説関連上場企業(証券コード)影響度・方向
東京CPIが予想上振れ、日銀利上げ観測一段高fx.minkabu.jp
円一段高、東京コアCPI予想上回る伸びで12月日銀利上げ観測一段と高まる(みんかぶ, 11/29)
11月東京都区部の消費者物価指数(生鮮除くコア)が前年比**+2.2%と予想(+2.0%)を上回り、物価上昇が加速fx.minkabu.jp。これを受け市場では12月の日銀利上げ観測が一段と高まり**、円相場は急速に円高へ振れた。金融引き締め観測の台頭は株式市場にとって重荷。トヨタ自動車 <small>(7203)</small>、ファーストリテイリング <small>(9983)</small>★★★★☆(−)
財務相「円安の負の側面目立つ、為替動向を高い緊張感で注視」jp.reuters.com
片山財務相、円相場や国債利回り「高い緊張感で見極め」(ロイター, 11/12)
片山さつき財務相は国会で「円安のマイナス面が目立ってきた」と発言し、投機的な為替変動を含め過度な変動を高い緊張感を持って注視していると表明jp.reuters.com。政府による円安牽制発言であり、必要なら為替介入も辞さない姿勢。行き過ぎた円安是正期待から為替の安定につながる可能性があり、市場心理を下支え。全日本空輸(ANA) <small>(9202)</small>、セブン&アイHD <small>(3382)</small>★★★☆☆(+)
連合、2026年春闘で「5%以上」の賃上げ要求方針を決定bloomberg.co.jp
連合、3年連続で5%超の賃上げ要求へ 非正規は7%目安(ブルームバーグ, 11/23)
日本労働組合連合会(連合)は2026年春闘で3年連続となる「5%以上」のベースアップ要求方針を決定。パートなど非正規も7%の数値目標を初提示したyoutube.com。物価高に負けない持続的な賃上げを目指す動きであり、実現すれば消費拡大に寄与するポジティブ要因。一方、企業にとって人件費増加圧力でもある。セブン&アイHD <small>(3382)</small>、パナソニック <small>(6752)</small>★★★☆☆(+)
政府、2026年度予算で防衛費大幅増へ – 過去最大規模の編成note.com
「国策に逆らうな」防衛力強化への重点投資(市場観測)(株探, 11/30)
高市政権は経済安全保障重視の立場から防衛費の大幅増額を含む2026年度予算編成を進めている模様。新政権は防衛・科学技術・インフラに積極財政で臨む方針とされnote.com過去最大の予算規模になる見通し。大規模財政支出は関連産業に追い風となる一方、国債増発による金利動向にも注意が必要。三菱重工業 <small>(7011)</small>、IHI <small>(7013)</small>★★★★☆(+)
10月鉱工業生産が予想外のプラス、小売売上高も回復jp.investing.comjp.investing.com
日本の工場生産、10月に予想外の上昇 - 小売も前年比+1.7%(Investing, 11/30)
10月の**鉱工業生産指数は前月比+1.4%と、市場予想の-0.5%に反して増加jp.investing.com。自動車・電子部品など主要セクターの生産改善が寄与。さらに小売売上高も前年同月比+1.7%**と予想(+0.8%)を上回り、前月の+0.2%から大きく改善jp.investing.com。減税策や新政権の経済対策期待が個人消費を下支えした形で、日本経済の底堅さを示す明るい材料となった。コマツ <small>(6301)</small>、イオン <small>(8267)</small>★★★★☆(+)

4. 特別レポート:日銀12月利上げ確率60%に急上昇した背景

● インフレ指標の上振れと市場の織り込み – 先週初めは2~4割程度だった12月の日銀利上げ織り込み確率が、足元では約60%に急上昇しましたjp.reuters.comfx.minkabu.jp。背景にはインフレ指標の予想比上振れが挙げられます。例えば11月の東京都区部CPI(消費者物価指数コア)が+2.2%と市場予想を上回り、物価上昇圧力の根強さが示されましたfx.minkabu.jp。これにより「日銀が早期に追加利上げに動くのでは」との観測が一気に高まり、債券市場やOIS(金利先物)市場で利上げ確率が跳ね上がったのです。また、植田日銀総裁自身も「次回会合の結果は予測不可能」と述べるなど含みを持たせた発言をしておりfx.minkabu.jp、市場は12月会合を“ライブ”(結果次第では政策変更あり得る)と意識し始めました。

● 高市政権誕生と利上げ観測の変化 – こうした利上げ観測の急浮上には国内政局も影響しています。10月に発足した高市早苗政権は積極財政・金融緩和継続を掲げるリフレ志向の内閣ですがnri.com、その誕生直後には日銀が10月会合で追加利上げを見送った経緯があります。市場では当初「新政権に配慮し年内利上げはしないのでは」との見方が強く、利上げ確率も低めでした。しかし、高市首相の就任後も物価上昇が鎮静化しない中で、日銀が独立性を示すためにも利上げ断行に踏み切る可能性が再評価され始めていますnri.com。実際、高市首相は「政府・日銀で適切な政策運営を」と述べ日銀に定期報告を要請するなど、ある種のソフトな圧力をかけていると市場は受け止めましたjp.reuters.com。その結果、「12月利上げ見送り→来年1月実施」の見方も一部で浮上する一方、「むしろ円安進行が著しければ政府も利上げ容認に傾く可能性がある」との声も出ていますnote.com

● 植田総裁のスタンスと個人要因 – 植田和男総裁本人の性格・姿勢も利上げ確率の変動要因です。植田総裁は学者肌で慎重とされ、就任以来「賃金と物価の好循環」が確認できるまで利上げを急がないとの立場を一貫して示してきましたnote.com。事実、足元で物価上昇率は2%超でも実質賃金はなおマイナスであり、このねじれが解消しない限り「利上げの確信度は持てない」と発言するなど慎重姿勢ですnote.com。先週まで利上げ確率が低めだったのも、植田総裁の慎重さを市場が織り込んでいたためでした。しかし一方で、総裁は「データ次第で適切に判断する」とも述べており、高まるインフレに対して現実的・柔軟に対応する姿勢もうかがえますjp.reuters.comfinance.yahoo.co.jp。加えて、為替相場が1ドル=155円超の9ヶ月ぶり安値水準に達した際には、市場や政府内で「日銀に対する利上げ圧力が高まっている」との見方が強まりましたjp.reuters.comjp.reuters.com。植田総裁としても、日本銀行の独立性を示しつつ国民生活の安定を図る難しい舵取りが求められており、その個人的信条(データ重視・副作用にも配慮)と周囲の環境変化との間で葛藤があるものと推察されます。

● ポイント先週初から今週にかけて利上げ観測が急上昇した主因は、「予想を上回るインフレ加速と円安」という経済要因に加え、「高市政権という政治環境の変化」と「植田総裁の慎重姿勢への市場の揺らぎ」が重なったためです。今後12月会合までに発表される経済指標(企業物価やボーナス期の消費動向等)次第では、市場の織り込みがさらに変動する可能性があります。

5. シナリオ分析:もし「日銀が利上げ」「FOMCが利下げ」を決定したら?

● 為替(ドル円)の反応:日銀がサプライズ利上げに踏み切り、同時に米FOMCが利下げに転じた場合、日米金利差の急速な縮小から円高・ドル安が一気に進む可能性が高いです。現在も金融政策の方向性を意識してドル安・円高が進みつつありig.com、そのシナリオが現実となればドル円相場は大きく下落(円急騰)し、150円を大きく割り込む展開も想定されます。利上げによる金利上昇期待で日本への資金流入が強まる一方、米国では利下げでドルの魅力低下となり、ダブル要因で円買い圧力がかかるためです。

● 日本株(日経平均)の反応:日銀利上げは国内金利上昇を通じて株式にはマイナス要因です。特に円高による輸出企業の収益悪化懸念から、自動車・電子など外需株を中心に日経平均は下押し圧力を受けるでしょうtradom.jp。もっとも、同時に米金融緩和が進むことで世界的な景気刺激となれば、市場全体のリスク選好は支えられる可能性もあります。具体的には、米株高の波及効果や海外投資家の資金流入が下支えとなり、利上げによる日本株下落はある程度緩和される展開も考えられます。ただ、日本株については円高進行が企業業績見通しに与える影響が大きく、短期的には日経平均は下落圧力が優勢となるでしょう。

● 米国株(NYダウ・ナスダック)の反応:FRBの利下げ決定は、企業の資金調達コスト低下や景気下支えに繋がるため、米国株式市場には明確なプラス材料です。実際、利下げ観測の高まりでNYダウやナスダックは連日上昇していますfx.minkabu.jp。このため12月に利下げが決まれば、NYダウは金融緩和を好感して上昇し、ハイテク主体のナスダックも成長期待から一段高が見込まれます。加えて日銀利上げによる円高はドル安を通じて米輸出企業には追い風となる面もあります。総じて、「日銀引き締め+FRB緩和」コンビネーションは米株にとって追い風となり、主要指数は堅調に推移する可能性が高いでしょう。

● 投資家心理と他市場:このシナリオでは債券市場では日本国債利回りが上昇、米国債利回りが低下する方向となり、グローバルな資金フローが巻き戻される可能性があります。投資家心理としては、日銀利上げによる日本経済への不安も一時出るものの、世界的には金融緩和方向への安心感が勝る展開も考えられます。金価格などはドル安により上昇、原油価格は円高ドル安で割高感から多少下押しされるかもしれませんが、米景気下支えで需要見通しは安定するでしょう。全体像として、円独歩高・ドル安株高という構図が短期的に鮮明化するシナリオです。

6. 投資方針と注目銘柄

● 投資スタンス – 足元の日本株市場は、日銀金融政策や円相場の行方に左右される局面が続きます。そのため投資方針としては慎重姿勢を維持しつつ、政策や景気動向に沿ったセクター選別が重要です。円高進行リスクを踏まえ、輸出大型株には警戒が必要な一方、内需や金利上昇メリット銘柄にチャンスがありそうです。また、高市政権の政策恩恵(防衛・経済安全保障関連や賃上げ恩恵消費)にも注目してポートフォリオを調整します。

  • 寿スピリッツ (2222) – 老舗菓子メーカー。「東京ばな奈」など土産菓子を展開。インバウンド需要や年末年始の贈答需要増加で業績拡大が期待されます。直近決算でも利益好調であり、訪日観光客増による売上増加が追い風です。物価高で原材料費は上昇していますが、それを上回る販売数量増が見込めるため中小型の消費関連株として有望視します。
  • バイセルテクノロジーズ (7685) – リユース品の出張買い取りサービス大手。積極的なM&Aで事業拡大中。最新業績予想では経常利益+45%増の過去最高益を見込んでおりkabutan.jp、中古市場拡大トレンドの恩恵をフルに受けています。物価上昇下で消費者の節約志向が強まるほどリユース利用が増える構図で、景気に左右されにくい成長株として中長期で有望です。
  • トヨタ自動車 (7203) – 世界最大手の自動車メーカー。円高進行は短期的に輸出採算悪化要因ですがtradom.jp、電気自動車やハイブリッド車の世界展開で中長期成長力は健在です。ただし注意銘柄として挙げるのは、急激な円高や日銀利上げ時の株価下落リスクがあるためです。為替感応度が高く、1円の円高で営業利益数百億円規模の減少も見込まれるため、短期的には慎重に見極めが必要でしょう。
  • コマツ (6301) – 建設機械大手。中国景気減速や円高で逆風が懸念されます。実際、中国製造業の低迷が続き受注環境に不透明感がありますjp.reuters.com。また国内金利上昇局面では設備投資関連株として割高修正が入りやすく、注意が必要な銘柄です。ただ、防衛装備や鉱山向け需要など明るい材料もあるため、中長期では動向を注視しつつ慎重に対応します。

以上のように、推奨銘柄は内需や新トレンドに乗る中小型株を優先し、一方で注意銘柄は為替や政策変動に弱い大型輸出株を中心にピックアップしました。今後も政策発表や経済指標に敏感に反応する相場が続く見込みのため、最新ニュースを注視しつつ機動的なポートフォリオ調整を行う方針です。tradom.jpkabutan.jp

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