昨日の日経は役1200円下げの大きな暴落となりました。
ただ、最悪はもっと暴落する可能性もあったので、想定内の暴落範囲かと思います。
今後この下落基調が続くかどうか予断を許さない状況となっています。
首相指名の政局次第という状況です。
高市さんが首相となれば株高、玉木さんが首相となれば株安と思っています。
ただ、いったん首相が決まればその後の政策実行力で株価も反応していくことになるでしょう。
玉木さんが首相となった場合は、個人的にはうまくいかないと思っています。
それぞれの党で主義主張が違うのに政策がまとまるわけがないと思います。
それでも、野党は自民党から政権を取るのが目的ですので、その一転で野党連合ができる可能性があります。
今の政治は、そうならないと思っている方向になっているので、玉木首相の目は十分あると思います。
デイトレーターでない個人投資家としては、ここで一度保有株を確認して、成長性の見込めない株を売却し、コツコツと優良株の押し目買いを狙っていくということになると思います。
10月15日 本日の株式市場に影響する経済ニュース10選(国内5・海外5に一本化)
作成:2025年10月15日(水)06:30(JST)/東京市場向け
直近マーケット概況(最新値・前日比・データ時点つき)
指標 | 現在値/終値 | 前日比 | 変化率 | データ時点(JST) | 出典 |
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ドル/円(USD/JPY) | 151.6〜152.6(レンジ) | – | – | 10/15 06:00頃 | 為替ボード(概況集約ページ)。(日経225JP) |
日経平均 | 46,847.32 | -1,241.48 | -2.58% | 10/14 大引け | ロイター日本語。(Reuters Japan) |
NYダウ | 46,270.46 | +202.88 | +0.44% | 10/15 05:00頃(米現地 10/14 終値) | ロイター日本語。(Reuters) |
ナスダック総合 | 22,521.70 | -172.91 | -0.76% | 同上 | AP/ロイター要約。(AP News) |
日経225先物(参考) | 46,500〜47,900(直近レンジ) | – | – | 直近 | 先物価格一覧(Investing.com日本)。(Investing.com 日本) |
相場コメント(要約)
きのう(10/14)の東京市場は政局不透明感(自公連立解消報道)と米中通商摩擦の再燃(対中追加関税・レアアース輸出管理強化)が重なり、日経平均は1,241円安(-2.58%)の急落。米株はダウ反発・ナスダック反落のまちまちで、成長株には逆風、ディフェンシブに資金回帰の流れ。(Reuters Japan)
今後1週間の主なイベント(予想と市場インパクト)
日時(JST) | イベント | 市場の注目点 | 影響度(★〜★★★★★) | コメント |
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10/15(水)午前 | 中国 9月CPI・PPI | デフレ圧力の鈍化有無 | ★★★ | 中国需要→日本の機械・素材に波及。(みんかぶ FX/為替(みんかぶFX)) |
10/16(木)21:30 | 米・9月小売売上高 | 消費の粘り・価格転嫁状況 | ★★★★ | 景気の底堅さ確認ならダウ支援、グロースには中立。(Investing.com 日本) |
〜10/21(火) | 臨時国会 10/21召集案 | 当日の首相指名選挙の公算 | ★★★★★ | 枠組み確定で日本株の不透明感低下に期待。(FNNプライムオンライン) |
随時 | 米中通商関連ヘッドライン | 追加関税・対抗措置の有無 | ★★★★★ | センチメント左右。日本の輸出・半導体に敏感。(Reuters Japan) |
国内ニュース 5選(過去3日以内)
日付 | 見出し | 要旨 | 影響度★〜★★★★★プラス/マイナス | 関連上場企業(日本・コード) | 参考リンク(日本語/会員登録不要) |
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10/14 | 日経平均、1,241円安(-2.58%)で大幅続落 | 政局不安と米中対立への警戒で売りが加速。一時1,500円超下落、先物主導・主力ハイテクに売り。 | ★★★★マイナス | 東京エレクトロン(8035)、ソフトバンクG(9984)、村田製作所(6981) | ロイター日本語/日経平均サマリー。(Reuters Japan) |
10/14 | 自公連立が事実上解消、首相指名へ与野党の攻防 | 公明党の離脱で多数形成が流動化。21日召集案で当日首相指名の見通し。 | ★★★★★マイナス | 大成建設(1801)、関西電力(9503)、NTT(9432) | ロイター日本語/FNN速報。(Reuters Japan) |
10/14 | 高市自民党総裁の布陣・政策観測 | 金融政策は「日銀専権尊重、拙速な引き締めに慎重」との観測報道。経済安保・設備投資後押しを重視。 | ★★★プラス | 三井不動産(8801)、オリックス(8591)、トヨタ(7203) | 政局マクロ報道(ロイター日本語)。(Reuters Japan) |
10/14 | 中国・レアアース管理強化の波及 | レアアース関連貨物・技術の輸出管理強化で、日本のEV・電子部品にコスト・供給面の不確実性。 | ★★★★マイナス | 日立金属(愛知製鋼5482等の代替テーマ)、アサカ理研(5724)、太陽誘電(6976) | JETRO解説/規制資料(PDF)。(ジェトロ) |
10/14 | 需給面:売買代金膨らむ、押し目買いも散見 | ハイテク中心に値崩れも、押し目狙いの動きで売買代金は7兆円台に膨張。 | ★★☆中立 | 任天堂(7974)、キーエンス(6861) | 株探 市況面。(株探) |
編集メモ:公明との関係は「全面対立」ではなく、法案ごとの是々非々の可能性を市場は注視。首相指名の帰趨で政策期待の再構築が起きやすい地合い。
海外ニュース 5選(過去3日以内)
日付 | 見出し | 要旨 | 影響度★〜★★★★★プラス/マイナス | 関連上場企業(米・ティッカー) | 参考リンク(日本語/会員登録不要) |
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10/14 | 米株はまちまち:ダウ上昇・ナスダック反落 | 金融決算堅調でダウは続伸、テックは米中リスクで軟化。 | ★★★中立 | JPM(NYSE:JPM)、AAPL(NASDAQ:AAPL)、MSFT(NASDAQ:MSFT) | ロイター日本語。(Reuters) |
10/14 | トランプ政権、対中「追加関税」表明 | 小売・耐久財のコスト上振れ懸念。年末商戦は影響限定との見方も。 | ★★★★★マイナス | WMT(NYSE:WMT)、NKE(NYSE:NKE)、AMZN(NASDAQ:AMZN) | ロイター日本語。(Reuters Japan) |
10/14 | 中国、レアアース磁石の輸出手続きを厳格化 | 9月以降、審査厳格化。先週の制度強化発表に先行する動き。 | ★★★★マイナス | NVDA(NASDAQ:NVDA)、INTC(NASDAQ:INTC)、MP(NYSE:MP) | ロイター日本語。(Reuters Japan) |
10/15週 | 米・9月小売売上高(16日発表予定) | 消費の粘り確認なら景気底堅さ示唆、金利観測にも波及。 | ★★★★中立 | HD(NYSE:HD)、COST(NASDAQ:COST) | 指標ページ(Investing.com日本)。(Investing.com 日本) |
10/14 | 世界市況:IMF見通しと米中緊張が交錯 | 金は堅調、株はセクター間で選好にムラ。 | ★★★中立 | PEP(NASDAQ:PEP)、KO(NYSE:KO) | ロイター市況。(Reuters) |
特集① 昨日(10/14)の日経平均「約1,200円安」を分解
- 政局リスク:自公連立の解消で、首相指名と政策運営の不確実性が急浮上。先物主導で下げ幅拡大。(Reuters Japan)
- 米中通商摩擦:対中追加関税の表明、中国のレアアース輸出管理強化で半導体・EVのサプライチェーンに警戒。(Reuters Japan)
- 外部環境:米株はまちまちで、ナスダック安・ディフェンシブ高。イベント前でリスク回避姿勢が優勢。(Reuters)
- 需給・テクニカル:直近の政局期待上昇の反動安。売買代金の膨張は押し目参加も示唆。(株探)
結論:政局×地政学×需給の三重要因。10/21の首相指名と米指標まで、戻りは断続的になりやすい。(FNNプライムオンライン)
特集② 首相指名の最新動向(高市さん vs 玉木さん)と連立の行方
- 日程面:臨時国会は10/21召集案、当日首相指名の見通し。(FNNプライムオンライン)
- 与野党の構図:自公分離後、自民は国民民主・維新との政策合意・部分連立を模索の報道。一方、野党側は玉木氏一本化を軸に協議。いずれも**政策一致(安保・原発・経済)**が鍵。(ライブドアニュース)
- 現時点の見立て:
- 高市氏:やや優勢(第一党の地の利+政策合意成立が条件)。
- 玉木氏:拮抗(野党一本化+公明の一部協力が成立なら逆転余地)。
※最終判断は直前の合意文書・人事カードで大きく変動。
特集③ 高市自民党総裁の最新動向と「対公明」のスタンス
- 党内・内閣人事:政策遂行力と与野党調整力を試す布陣が焦点。公式発表待ち。(Reuters Japan)
- 政策の輪郭:日銀専権尊重・拙速な引き締めに慎重との観測。経済安保・設備投資促進が基本線。(Reuters Japan)
- 公明党との関係:連立は解消も、法案ごとに是々非々の協力余地—過度な対立でなく、政策先行の合意形成を優先する可能性が高いと読む(現時点の報道コンセンサス整理)。(FNNプライムオンライン)
特集④ 米中の通商摩擦:何が問題で、いまどうなっている?
- 火種の整理:
- 米国:対中追加関税の表明。(Reuters Japan)
- 中国:レアアース(希土類)関連の輸出管理強化(貨物・技術)。申請厳格化も観測。(Reuters Japan)
- 直近の影響:米株はセクター間で強弱分かれ、金は堅調。コスト転嫁力の弱い企業に逆風。(Reuters)
- 見通し:全面的な雪解けは困難。一方、関税の適用範囲・猶予・除外で“言葉の調整”が入り得る。供給網多元化・在庫戦略を持つ企業は相対優位。
本日の投資方針(短期スタンス)
- 基本:イベント前の守り。指数は突っ込み待ちの段階拾い、個別は価格転嫁力×需給で選別。
- 狙い:
- 内需ディフェンシブ(電力・通信・食品)
- 半導体は押し目限定(米中ヘッドライン敏感)
- 高配当・不動産(“急な”金利上振れ観測が後退すれば妙味)
推奨(中小型・短中期寄り)
区分 | 銘柄 | 理由(簡潔) |
---|---|---|
積極買い | QPS研究所(5595) | 官需×宇宙データの構造成長。為替感応度は相対に限定。テーマ継続。 |
押し目買い | 古野電気(6814) | 海洋機器の更新需要が底堅い。為替追い風。 |
再評価 | アサカ理研(5724) | レアメタル・リサイクルの政策テーマ。米中摩擦長期化で関心持続。 |
下落注意(短期)
区分 | 銘柄 | 注意点 |
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戻り売り警戒 | 高ベータ半導体装置の一角 | 米中見極めと米テック地合い弱化でボラ高。決算跨ぎは縮小も一案。 |
イベント跨ぎ | 公共投資・IR関連の一部 | 連立再編で政策シナリオが変化。決着後に再評価。 |
参考ソース(本文出典/すべて日本語or日本媒体の一次報道)
- 日経平均-1,241(-2.58%)、一時-1,500:ロイター日本語、市況サマリー。(Reuters Japan)
- 臨時国会10/21召集案・当日首相指名の公算:FNN、ロイター日本語。(FNNプライムオンライン)
- 米株ダウ↑・ナスダック↓(10/14):ロイター日本語。(Reuters)
- 対中追加関税表明:ロイター日本語。(Reuters Japan)
- 中国・レアアース輸出管理強化/審査厳格化:JETRO、ロイター日本語、規制資料PDF。(ジェトロ)
- 先物・為替の参考板:先物価格レンジ、為替ボード。(Investing.com 日本)
免責:本記事は情報提供であり、特定銘柄の売買推奨ではありません。最終判断はご自身でお願いします。
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